ちょっと時間が空きましたので、底部分の刃型を作るための型合わせと型紙を作ります。
昨晩作ったデータから、レーザーで厚紙をカットいたします。
実際にカメラに嵌め込んでみます。
これで小さすぎず大きすぎず、ピッタリ合えば、基本的にそのデータはきちんとトレースされているという理屈です。非常に単純明快ですね。
2回ぐらいちょっと手直しして、きちんと合いました。
270mmという方が実際の型紙。
これに合わせて刃を曲げていきます。
刃型用の刃(ブレード)を270mm用意して、型紙に沿って曲げていきます。
この角度から見ると、刃物ということがよくわかると思います。刃先を型紙の端に合わせて刃物を曲げていくわけです。曲げるとは言っても、2mm厚の焼きが入った鋼鉄ですので、ヒョイヒョイと指先で曲がってくれるわけではありません。専用の足踏みベンダーという曲げ機を使って曲げます。
そして、曲げて底部分の刃型を作りました。
ではカットしてみます。
厚みは7mmぐらいでしょうか。
先ほどカメラにはめてトレースした厚紙に、カットしたパーツをはめてみて設計したものとの誤差を確認します。まあほぼきちんと出来ているようです。
色々な要因がありまして、どれだけきちんとトレースしてデータを作っても、一発目で作った刃型が合うことは、まずありません。ほんのわずかですが大きいようです。