試作予定のカメラは急ぎの物がすでに1つ入ってきており、近いうちにまた1つ増えます。
急ぎの方は本当に急かされていますので、XZ-1の方を一時中断しないといけないかもしれません。
昨日近くの家電量販店に行ったら、Eye-Fi(アイファイ)カード - あなたのカメラをワイヤレスにという、SDカードにWi-Fi機能がついたようなものが在庫処分で、何と1500円で売っており、思わず一つ買って参りました。Amazonだと2GBで4980円ですよ。それが4GBで1500円って、一体どうなっているんでしょうか?
説明書通りインストールすると、デジカメで撮影した画像が無線LANを通じて、自分のPCの設定したフォルダに自動でどんどん放り込まれていきます。これは便利です。
ただ、壁を1枚隔てたりすると途端に転送速度が遅くなります。
さて、XZ-1のスナップケースですが、先日発注した刃型が上がって参りました。
いつ見てもプロが作るものは美しいです。
別の角度から見てみると、刃物であることが良くおわかりいただけると思います。
設計値と刃型の寸法との間にどれぐらいの誤差があるか把握しないと次に進めませんので、まず設計データから厚紙をレーザーで切り出します。
今度は刃型で厚紙をカットいたします。
圧をかけたあと、刃型から厚紙を取り外す前の状態です。
2枚を重ね合わせて、どれぐらいずれているか検証します。
0.2mmぐらいずれているところがあるかな、という感じでほとんどピッタリです。
そして次に荒裁ち用刃型の設計。本裁ち用の刃型:つまり上の刃型ですね、それの一回りほど(約4mm)大きめにザックリした刃型を作ります。
本裁ち用の刃型データから外枠線を4mmオフセットして形状を整えるだけです。
そして厚紙をレーザーカットして、型紙を作ります。
外周総延長は716mm。これはCADが一発で計算してくれます。余裕を持って、720mmほどで刃を用意します。
黒い部分がカメラケースを作るために必要な部分ですが、その一回り大きな刃型を用意するわけです。説明は面倒なのですが、この荒裁ち用の刃型があると非常に効率が良いのです。普通こういうものはあまり用意しません。革包丁などで荒裁ちするのが一般的だと思います。
720mmの刃を切り出します。
そして型紙に沿って刃を曲げて、刃型を作ります。
補強を入れて溶接して、錆止めのブラックを吹きます。
製作日も記しておくと、後々に良い記念となります。