250サイズという割りには両サイドのプロペラの中心を計ると実測200mmぐらいで実に小さいミニコプターです。これよりも小さいものももちろんありますが、今度はカメラを積めないです。
実はもっと小さなWalkera Ladybird V2という小さくて安い割には実に良く飛ぶクアッドコプターも持っていますけど、結局飛びは面白くてもカメラが積めないと大して面白くないのです。鳥の視点で見た映像というのが結局この手の空飛ぶラジコンの醍醐味と言いましょうか、インパクトと言いましょうか、まあそういうもののようです(私は)。
バッテリーはどれぐらいのものを積めば良いのかわからないので、適当に2200mhaのものを積みましたけど重すぎてモッサリとした飛びです。1000mhaぐらいのものが妥当なようです。
ビニールテープと電線の結束バンドを多用しているところが泣かせるところですが、これにはちゃんと意味があって、ここをきちんとやらない方がクラッシュしたときに簡単に修理ができるのです。きちんと作ってしまうと、修理するときにいちいちパーツを外すのが面倒で嫌になってしまうのですよ。ポンコツDIYコプターにクラッシュはつきもの、そういう前提なのです。
カメラもGoProなんて積んでクラッシュしたら馬鹿馬鹿しいので、チープなGoProクローンであるSJ6000というものを10000円ぐらいで購入しました、がしかし届いたものはGoProパチであるSJ6000の更にパチものでした。出来るだけポンコツを作るという大きな目標なので、もうこの際ビデオが撮れれば何でもいいや。しかしこのパチカメラの良いところはチープなだけにGoProよりも更に軽いことです。
パーツはもう出所が怪しいものばかり。
Unknown 2280kv Brushless Motor x4
Unknown 12A ESC x4
Unknown 5030 Propeller
CC3D Flight Controller (cloneboard)
フライトコントローラーのCC3Dは、オープンソースでボランティアの方々が開発・運営されているもので、彼らが販売して開発費に充てているというものですが、オープンソースだからと言って、それをそのまま流用して安く売っているというのはモラル的にちょっとどうなのか?と思います、というか買う方も買う方だよと言われてしまうと思いますので、しばらく飛ばしたら開発団体に寄付させていただきます。CC3Dの設定ソフトは非常に使いやすいです。有難いことです、そしてこんなものまでパチ使って済みません。
マニュアルは一切附属しておらず、フレームも作り方がよくわからないので、たぶんこんな感じではないのか?という想像で組み立てていきます。組み方を間違えている事は100%自信があります。何と言ってもフライトコントローラーなんか前後逆につけてます。それでは困るので設定ソフトで前後逆にして飛ばすようにしました。
それでも一応カーボンフレームですので、見た目できちんとした感があります。こいつはアカンぞ!ということで、ここはひとつポンコツ感を出すために急着陸対策でボディの下に緩衝材としてスポンジを適当にちぎって貼りつけておきました。これでちょっとビジュアル的に貧乏くさい感じになって、大変宜しいです。
昼休みに人のいない公園で飛ばすことにしました。
カメラのスタビライザーなどこういうヘリにつけるものではありませんので、画面は揺れますが、まあそういうものです。
結果、難なく飛びました。2200mhaのバッテリーで約9分間の飛行。1000mhaだと軽くなるので、6分ぐらい飛ぶんじゃないでしょうか。とりあえずバッテリーを手配しました。
とにかく信頼できない怪しいパーツを使って、組み上げる方も素人ですから、遠くの方や高く飛ばすのはやめておいた方が良いという心のリミッターが働きますが、まあ何と言いましょうかDIYポンコツコプター万歳です。