2015年6月6日土曜日

Bali Kamis物語 その12:親切なインドネシア人

バリ島在住20年である店主の配偶者に何かバリの身近なことを書いてもらうことにします。
名付けてBali Kamis物語 (Kamisはインドネシア語で木曜日)。

前回はBali Kamis物語 その11





親切なインドネシア人

インドネシア人は子供と年寄り、困った人にはとても親切です。
例えばレストランとか、デパートの店員とか食べてる間や買い物してる間、お金にならないけど、いやな顔ひとつせず子供を抱っこしたり遊んだりしてくれます。
年寄りには誰でもすぐに手を貸してくれたりとごく普通の事のように接してくれます。

しかし子供には親切がエスカレートしてかなり甘いです。
インドネシアではバイク(車も)の免許は17歳にならないと取得できません。
公共機関が発達していないバリ島では子供が学校に通うのに親又は家族(または専属運転手)が学校の送り迎えをするのが普通です。しかし、これも毎日の事となると大変です。
私立の学校であればスクールバスもありますが、公立となると自力で登校しないといけません。そこで、どうするかと言うと、無免許でバイクを買い与えて通学させるのです。(たまに小学生でもバイクに乗ってるのをみかけます、、、)高校生になると無免許で車通学もありますよ。意外と、警察官が取り締まりをしません(観光客はすぐに止められますけどね)


学校の駐車場

インドネシア人の気質として野次馬と言うか、もめ事好きというか、事故とか人が集まっているとすぐにバイク(または車)を止め、集まってきます。そして、事故だったりすると、審判員のようにあなたが悪いとか警察を呼んだ方がいいとか、色々おせっかいが始まります。

先日も会社の帰り車が突然止まってしまい動かなくなってしまいました。
路肩に止めているとすぐに後ろを走っていたバイクの若者ふたりが止まり、『どうした』から始まり、こうした方がいいとかああした方がいいとかいろいろと世話を焼き始め、挙句の果ては自分の知っている修理工場に電話を入れてくれます。
その修理工場まで車を持っていく手段として、トラックまで止めてくれて、トラックのドライバーにこの車をどこどこまで持っていってくれと頼んでもくれます。そしてあのトラックのドライバーには沢山お礼しなくていいから、たばこ代位でいいからってことまで教えてくれると言う、本当に困っている人には、お金関係なく助ける国民です。(しかし、取れる奴には騙してまでも取ってやろうと言うのもまたインドネシア人の気質と言うかなんというか、、、、)

そんな人達で溢れているバリ島の道路は慣れた人でないと運転するのも一苦労で
こちらが気をつけていても、ぶつかってくる事も多いので大変です。






スミニャックにあるカフェ : revolver。朝からジャズが流れていてアナグラみたいなところ、、、、。





夕方になると、あちらこちらで営業始める屋台の中の一つです。
150円から200円位で買えます。食べ方は青唐辛子をかじりながら食べるのがふつうの食べ方。