2016年8月17日水曜日

クルーザーのシートの修理

隣の倉庫にダスキンさんが入っていて、そのダスキンさんがクルーザーの内装の掃除とか、壁紙の貼り替えやらの仕事をたまにされているようで、今回うちにシートの修理は出来ないか?という話が来ました。

クルーザーというのは、一回岩礁なんかにぶつけると修理は数百万円だとかそういう世界で、私のような者が住んでいる世界とはかなり違うところのようで、まあ金がないような人はそもそもクルーザーなんか買わないですから、内装の仕事も「ちょっと安くしてよ」とか言われることはないとか、そういうものらしいです。



こういうシートです。合皮です。何を補修するのか?というと、



端のバイヤステープが擦り切れてしまっているので、これをそれなりに見栄え良く直して欲しい、ということです。
クルーザーという高価なものの割には、割とチープな合皮で出来たシートです。水という問題があるので、革シートというわけにもいかないでしょうけど、この程度のシートならもう新しく買った方が早いだろうと思うのですが、ニュージーランド製ということで、簡単にポチッとAMAZONで買えたりするものでもないので、修理をするのだそうです。
こういう仕事はウチよりもカバン修理屋さんとかの方が良いんじゃないかな、と言ったのですが、納期が今月いっぱいなので、出来そうなところを探し回っている時間もなく、何とか「それなり」に出来ていれば良いから、ということでウチでやることにいたしました。



白の合皮革を25mm幅でカットしてバイヤスとして、ミシンで縫えば何とかなるんじゃないかな、と思ったのですが、スポンジが入ってしまっているので綺麗に縫えません。仕方がないので覚悟を決めて手縫いでやっていきます。



ブツが大きいので、手縫いと言っても大変です。全体はとても縫いきれません。一辺を縫うだけで3時間かかりました。



これで良いのだろうか?ダメと言われても困ってしまうんですけどね。まあ通してもらうしかありません。
明日、引き続き半日かけてもう一辺の方も縫っていきます。