昨日用意したホワイトシュリンクのストラップ約100本の縫製を行っていきます。
しかし、私はもうストラップ作りは大概飽きてしまいましたので、スタッフに延々と縫製をさせることにいたしました。
ミシンに限らず、機械の扱い方の上手い下手は見なくても、音を聞いているだけでだいたいわかります。このスタッフは下手ですね。しょっちゅうミシンが止まっています。普通ズダダダーって感じで延々と音がして、たまに方向転換で少しだけ音がゆっくりになり、またズダダダダーってミシンが走っている音で、結局リズムなんです。このスタッフはどうしてこんなに止まっているのか不思議になるぐらいミシンが止まっているんです。100本を3時間半で縫い終わるはずですが、おそらく8時間ぐらいかかるでしょう。この男はミシンに限らず性格的にこういうふうだな。ウチの仕事がすべてきちんとできるようになるまでにはまだまだ数年かかると思います。
ストラップの他に貼り革も同じだけあるのですが、こちらの方も量が多くて大変です。カットするのは油圧クリッカーを使うので楽なのですが、コバ仕上げがこれが時間がかかる細かい作業なんです。当店の本隊ではやりきれないので、別働隊(内職さん) に頼んでひたすらコバのニス塗りをやってもらっております。
メーカー系の仕事は量が多くて、その為、一般のお客様から受注している分をオーダーストップしたりして、ご迷惑をおかけしたりしますが、大口の仕事も今後いつまで続くのか全く未定なので、人をやたらに増やすわけにも行かないところが難しいところです。
それでもやるのはメーカー系の仕事をやらせていただけるのは、業者として非常に名誉な事だからです。
とは言っても、また貼り革100セット+ストラップ100本追加の打診があったりすると、というかあったんですけど、「本気でまだやるんですか?」...ちょっときつくて泣きが入りそう....。さすがはカメラメーカーさん、販売力が桁違いですね。