あっちに手をつけて、一段落もしないうちにこっちに手をつけて、落ち着きがありませんが、仕方がありません。
竹串などを使って、ゆっくり剥がしていくだけです。金属製のドライバーなどを使っても良いのですが、ボディに傷をつける可能性がありますのでご注意下さい。
剥がした革をフラットベッドスキャナでスキャンして、それを下絵にしてCADで線を引っ張っていきます。
毎度申しておりますが、特に技術は要りません。線を引いてカットして、合わない部分の線を引き直して、またカットするという、ただひたすらの根気勝負です。
こんな事を朝から晩までやっているのです。自分で言うのも何ですが、何という地味な人生でしょう。
午前11時。先日データを送って発注しておいた刃型が宅急便で届きました。
昼からこちらをやろうかな。3つのことを平行してやっていると、どれを優先しようか迷うというか、もうバラバラです。
そして、またX-pro1貼り革の採寸に戻りまして、まず画用紙をレーザーカットして合わせていきます。
画用紙でほぼ合った状態になったら、さらにデータを詰めるためにウッドをカットしてズレを見ます。
この時点で直すのは0.1mmぐらいです。ほとんど合っている状態です。しかしせっかく貼り革を作るならメーカーよりも正確なものを作りたいという意気込みです。
背面2枚の貼り革が終わりましたので、前面2枚の採寸を始めたいと思います。
フロントのグリップを外して、革を剥がした状態です。
この時点で保証は無くなりました。
同じくフラットベッドスキャナで剥がした革をスキャンして、CADでトレースしていきます。
さっきと全く同じ工程です。正直言って、全然面白くありません。