Xpro1の革を先にやろうか、スナップケースの方を先にやろうか迷っておりますが、とりあえずスナップケースの底部分を先にやってみました。
今回結構大きめのカメラですので、荒裁ちの刃型(上の写真の四角い刃型)も専用のものを作りました。
この部分の刃型は試作を進めるウチに大概何度も作り直しますが、この部分がないと側面のパーツを設計できないので、とりあえずという感じで作ります。
背面をスキャンして、その画像を下絵にして、ケースの輪郭線となるところをCADでザッとトレースしていきます。
フロントをスキャンした画像も並べて、全体の形状をザッとトレース。この段階はもうザッと適当で良いんです。
そのCADデータをレーザーでカットします。この時点では何かの梱包と一緒に入ってきた厚紙程度のものをカットすればいいです。
裏はこんな感じで、適当に線を引いた最初のカットにしては、なかなか良い感じです。
フロントは全く足りていませんね。それでもCADでデータを伸ばすだけで、非常に簡単な作業です。CADというものの有り難みを実感します。
試作3号でこんな感じです。
これで厚紙でのカットは終了して、床革を使って試作をしていきたいと思います。
さて、一段落付きましたので、今度は貼り革の方に手をつけてみたいと思います。
貼り革は、まずグリップが外れないと作れませんので、グリップが外れるのかどうかまず試してみます。ついでにビデオを撮りました。
プラスの精密ドライバーで4本ネジを外すだけで簡単にグリップは外れます。
小さなネジなので無くさないようにして下さい。
試作5号。
余った革をレーザーカットして試作しております。
大きめのカメラは、ボタン配置などに余裕があるため、スナップケースの設計も無理がなく、割と作りやすいです。