デジカメ全盛のこのご時世ですが、フィルムカメラというのは絶対数は少ないのですが、世界的に見ればある一定数のユーザーがいらっしゃるのです。それに伴う修理部品みたいなものも、当然需要があります。
作ればいきなりガンガン売れるというものではありませんが、たまにポチポチと売れて、10年単位で見れば十分利益が出る。そういう感じの息の長い商品です。たまに売れる商品と言っても、そういうものをたくさん並べれば、毎日何かどうか売れるという、まあ商売というのはそういうものかな、と思うのでした。
プラウベルマキナって、私は実物を見たことさえありません。ただマキナ専門の修理業者さんを知っております。大阪のケイズカメラリペアさん。以前からちょくちょく当店をご利用いただいていたのですが、実は友達の友達ということがわかって、先日3人で飯を食ってきました。
そして、モルトを採寸するために、送っていただいたわけです。
ちゃんとメモがしてあります。さすが修理屋さんは几帳面です。几帳面な性格でないととてもカメラの修理は出来ないです。
私だったら「見れば普通わかるだろ?」とか言いながら、こういう親切なメモはつけません。それでわかれば良いけど、わからないから後から説明をするという二度手間になります。いけませんな。
ということで今日はこのマキナのモルトの採寸をしていきたいと思います。
実機が手元にあるわけでは無いので、このモルトに合わせて採寸をしていきます。遮光モルトなのですから貼り革ほどシビアではありません。