毎度の事ですけど、MAIIIクリッカーが入港しましたので、今年最初の通関をしてきました。
40台以上バックオーダーが入っているので、15台程度では全然足りないんですけどね。この15台以外に60台の予約を入れてありますが、製造量に限度があるのでなかなかすぐには出来ません。
私も常時15台ぐらいは在庫しておくようにするつもりなのですが、15台常時在庫となると、30台ぐらいは保管できる場所を確保しておかないといけないわけで、これがなかなか大変なのです。
2009年から私が独占契約をして輸入していますので、もう7年目になりました。毎年契約最低台数を上回る数量を売るので、私は日本だけではなく、アジア地域での独占輸入権を持ってしまいました。せっかくですので、今年は台湾とインドネシアでも販売を始めようかと計画をしております。
さて、輸入をちょくちょくやっていると、日本標準輸出入者コード(NACCSコード)というものを取ってくれという指導が税関からされます。正直、私はそれがどういうものか詳しくはわからないのですが、通関の簡素化というメリット(誰の?)があるようです。恐らく、私の勝手な想像ですが、貨物検査に当たる回数が減るとか無くなるとか、あるんじゃないかな、という期待もできるのかも知れません。
それでも私はこの2年ぐらい貨物検査に当たってないです。同じものをずっと輸入していれば、税関の担当者さんとも顔見知りになり「またあいつが来た。また同じブツか」ということで、貨物検査免除でいいや、ってなるわけです、たぶん。大体私は犯罪歴の無い善良市民ですし、脱税の前歴も無い優良納税者というのが財務省のデータベースに載ってるのですから(税関も財務省)、当然ですよね?
これをWEBで調べると日本貿易関係簡素化協会というところで取れるというのが、まあ大体出てくると思います。6000円ぐらい費用がかかり、法人印の印鑑証明が必要です。法人印の印鑑証明を取るのは実は結構面倒で、司法書士に代理で取ってもらうということが出来ないので、法務局まで出向かなければなりません。
私も6000円ぐらいのお金を払って取ってみました。必要書類を送って一週間ぐらいで発行されます。
目出度し目出度し、と言いたいところだが、今NACCSコードを申し込もうとしたそこのアンタ、早まるな!ちょっと待て。俺の話を最後まで聞いてくれ。
よく調べてみると、この日本標準輸出入者コードというのは、税関でも発行してくれます。税関発給コード申請ページ リンク(http://www.customs.go.jp/zeikan/seido/zeikancode.htm)
Webからエクセルファイルをダウンロードして、必要事項を入力して、メールに添付して送るだけだ。
何だこれ?
せっかくだから、こっちも申請してみました。3日ぐらいでメールが返ってきてコードが発行されていました。法務局に印鑑証明を取りに行く必要もないし、何と言っても無料だし家にいながら完結してしまう。最初からこっちに申し込めば良かった、しまった事をしたものだよ。
結局、同じようなコードを2つ所得してしまったのでした、、、。そうしたら東京税関から電話がかかってきて、
「コードを2つ取るのはまかり成らんから、どちらかを抹消しなさい」
と言われてしまい、余計な手間がまた一つ増えてしまったのでした。
そうなると、日本貿易関係簡素化協会って一体何なんだ?税関の方がメールで申請できてしまってずっと簡素化してるぞ?何というか、それほど必要でもない天下り組織という臭いがプンプンするのですが、、、、何でも良いから、6000円返してくれと言いたいところだけど、自分が調べ足りなかったんだから、まあ今回は諦めよう。
そこで皆さん、私と同じ間違えをしないように、そして余計な手数料を払わないために教えてあげたいです。
日本標準輸出入者コードは、金を払わずに、家にいながら取れますよ。
税関発給コード申請ページ リンク(http://www.customs.go.jp/zeikan/seido/zeikancode.htm)からどうぞ。