父の命日が近くなり日本に帰国してから、初めて実家のお墓参りに行ってきました。ついでに親戚の叔父と叔母のところに顔を出し近況を報告し合ったりしているうちにお互いの先祖のお墓は、将来的に誰も墓参りしてくれなくなるなぁと言った話になった。
うちの実家も残る兄は未婚で勿論子供はおらず、兄が死んでしまったらそのうち誰も、墓の面倒なんかみなくなる、、、、。叔父の家も長男は離婚し、子供は別れた奥さんが引き取り、その妹は未婚で子供おらずその内に途絶えることになる。
叔母の家も似たようなものだ。
バリのヒンズー教では、各家の墓を持たない。原則火葬であるので墓がなく、骨の一部はそれぞれの寺に納められる。(火葬式は費用が掛かる為、裕福な人たち以外は一旦土葬にし家族や村の合同火葬式の際に遺体を堀起こして火葬する)
何やかんやの儀式があれば、それぞれの寺で合同にて行われるので
各家族で行う必要もなく、その家族が途絶えても他の人たちが永遠に引く継いでくれる。日本に比べたら何と合理的なシステムだろう。