さて、ボチボチと進めているクレイパイプ制作ですが、今度はホーン型のものを作りたいと思います。
ホーン型のパイプと言っても、わからない人が多いかと思いますので、先に出来たものを見せてしまいます。文字通りホーンとかラッパのようなボウル形状のパイプです。こういう形状はZuluタイプというのかな?まあ私にはよくわかりませんけど、ホーン型ということにしましょう。
せっかくですので、木を削る方法では作れないとか作りにくい形状でやってみたいと思います。そういうことをしたいとなると、特徴を出すのは火皿(タバコ チャンバー)の形状ですよね。
今回ボウル外枠の形状に合わせて円弧を描いた火皿形状を作りたいわけです。空間を有効に使いたいという目的と、壁の厚みを一定にしたい、そんなところです。とにかく陶器はそれなりに重いですので薄く軽く作りたいのです。壁を厚くしたところで、やっぱり陶器の性質として熱を持ちますので、薄く軽くという方向性ですね。
こういう形状の火皿は木を削ってやろうとなると、なかなか大変ですが、陶器でやろうとしても、狙った位置にこういう変な形状の穴をつくるとなると、これまた大変です。狙った位置に来ないと壁の厚みが一方では厚くなったり、反対側は薄くなったりと、よろしくありません。
モデリング形状としては、外側内側ともに八角を主体としたデザインにします。八角のチャンバーは味が良いということを前回発見したからです。
どうやって、簡単に火皿を作るか?少ない知恵を振り絞って、上のイメージのようにガイドを付けてやる、ということにしました。型は大きくなりますけど仕方がありません。
まあ、言っていることがよくわからないと思いますので、動画で説明します。
おわかりいただけましたでしょうか?なかなか苦労しましたよ。
苦労した甲斐があって、なかなか美しいものが出来上がりました。
毎度のごとく、釉薬は外側のみで内側は素焼きのままにして、水分吸収力は保たせてあります。
形状が割と自在に作れるクレイパイプには大きな可能性がある、私はそう確信しております。