最近更新が少ないですが、毎日ケースをひたすら作っているだけですから、ネタがありません。
手縫いをするときに糸にロウを引くのですが、この手縫い用のロウは、蜜蝋と松ヤニを混ぜたものらしいです。この配合が製品によって結構違いまして、蜜蝋の配合が多いと思われるもの、松ヤニの配合が多いと思われるものがあります。本来どういう使い分けをするのか私は知りませんが、私の場合、冬はヤニの配合が多いもの(上の写真の真ん中)、夏は蜜蝋の配合が多いもの(上の写真の左側)、真夏は蜜蝋のみ(写真右)とかやっています。
夏にヤニが多いものを使うと、ベトベトで始末が悪く、冬に蜜蝋が多いものを使うと、パサパサで糸にロウが乗ってくれない、という感じで、気温で結構違いがあります。
糸にロウを引くぐらいですから、そうそう無くなるものではありません。趣味のレザークラフトぐらいでしたら数年あってもおかしくないです。当店の場合、手縫いよりもミシンの方が縫製が圧倒的に多いですので、普通ならそんなに無くなるものじゃないです。
当店の場合、手縫いは側面の底部の合わせ部分を手縫いで縫製します。上の写真のような感じですね。 ビニモの5番で手縫いをしております。手縫いだと麻糸というイメージが強いかと思いますが、色のバリエーションの都合もありますが、麻糸は耐久性と摩耗性がビニモに比べて格段に劣りますので使いません。
しかし最近、大量にケースを作っておりますので、またこのロウの減りが早いこと早いこと。大サイズのロウが3ヵ月持たないのではないか、という感じです。
今日も頑張りました。26個発送しました。納品はまだか?と催促をいただくのですが、とにかく多いのです。サボっているわけじゃあないのです。なにとぞご理解いただければ幸いです。