先週末にレーザー加工機が故障して、その修理、そしてスタッフが風邪で休みというトリプルパンチを食らって、日月火曜日とレーザー回しっぱなしでカメラの革を切って切って切りまくって、やっと一息というところで、ダークタンが25個増えておりました、、、。
まだ増えると思いますので、30個分カットしておきます。
当店のE-P1/E-P2ケースは、かなり貼り合わせというのが多いです。上の荒裁ちの状態ですでに本革+0.3mmの心材をすでに貼り合わせて、また心材の表面にゴムのりを塗ってあります。裏革の方はピッグスエード+0.2mmの心材(PET)、そして、スクリーン周りはさらに0.4mmの補強剤(PET)。
何でそんなに心材を挟むのかというと、革を薄い状態でシャキッと、そして丈夫にするためです。ウチのE-P1/E-P2ケースと同じ厚みの革だけでケースを作ったら、普通は革がブヨブヨかタラタラですよ。じゃあ革を厚くするか?となると、デジカメで分厚い革のケースなど、ほとんど誰も欲しがりません。
ユーザーが求めているのは、ある程度薄くて、軽くて、丈夫で、それでいてしなやかで、ある程度シャキッとしていて、それでいて革の手触りが良くて、革としての素材感がある、というものです。
その要件をこなすのは、ほとんど無理難題という気がしますけど、ある程度は心材を駆使することによって何とかなります。
考えてみるとものすごい回数のボンド塗りが必要です。 手でやっていては全く間に合いません。
そんなときいつも有り難いと思うのは、ゴムのり塗り機
上のビデオで解説している人から買いました。薄く均一にゴムのりを塗ってくれます。
これを手に入れる前は、私もヘラでボンドを塗っていたのですねえ。
しかも理想的な薄塗りができますので、手でゴムのりを塗るよりもゴムのりを使用する量が断然少ないです。なのでゴムのりの減りもとても少なく経済的です。ちなみにゴムのりの値段というのが、私もいつも驚くのですが異様に安いです。一斗缶で6000円切ります。ストロング化工というゴムのりでは一端のメーカー製ですよ。メーカーはこれで採算が合っているのでしょうか?いつも不思議に思います。
このゴムのり塗り機で一体年間何時間分の時間を節約出来るのでしょうか。おそらく相当な時間数になると思います。費用対効果が非常に高い機械だと思います。