現状の動作は下のビデオのような感じで、裁断天板がストロークしてくれません。
まず側面の鉄板を外してメンテを始めます。
先日書いたように、油圧の弁がおかしいのではないかということで、10mmの鉄玉を問題と思われる部品に溶接してみます。
これで組み直してみました。が、全く改善されません。
違う場所に問題があるようです。
もしかして電磁弁が壊れているのではないかということで、
上の油圧制御装置をばらします。
油圧の制御装置自体は単純な構造です。
割と簡単にばらせます。
これが電磁弁です。
型番は、D5-03-2B11B-A2 となっております。こういうものの型番というのは、思いつきでつけているわけではなく、だいたいのルールがあります。おそらく最後の2桁のA2のAというのが交流をあらわしており(Dなら直流)、2というのはおそらく200V。これがA1であるべきなのではないか?とGoogleサーチしましたが、D5-03-2B11B-A1 というものは出てくるのですが、詳しい情報は出てきません。
クリッカーを製造した中国のメーカーにその点を確認しても、「それで間違っていない」の一点張りです。
そこで電磁弁に200V単相電源を別途繋いで実験してみます。
200Vのスイッチを入れると見事に天板がストロークします。
結局、間違った電磁弁を取り違えてつけてしまっているので、きちんと動かないというわけでした。
中国から100Vの電磁弁を送ってもらうことにいたします。
先ほどこのビデオを製造メーカーに送りましたが、すんなり電池弁の型番間違いを認めるかどうか、それはまだわかりません。何と言っても自分の間違いは認めたがらない人種なんです。というよりも、おそらくこのクリッカーの構造とか電磁弁の役割とか100Vと200Vの違いとか、そういうことの意味を深く理解せずに作っているね、これは。それに製品の動作チェックもしていないんじゃないかな、だって100Vだと実際動かないんだもの。
とりあえず一段落なので、古い日本製油圧クリッカーの方を修理にトライしていきます。
こちらの方のとりあえずの問題は、始動に問題があり、最初に手でモーターを回して助力を与えないと動いてくれないと言うことです。
機械からモーターを取り外します。
100Vの電源に繋いで負荷なしの状態で回してみると、きちんと動くのです。
コンデンサーが壊れたのではないかということで、テスターで測ってみますけど、よくわかりません。
大きい方のコンデンサーにはモーター始動用と書いてありますね。たぶんこれを交換すればきちんと始動するはず、、、です。
とりあえず、親父に大須の電子部品屋に行ってもらって、コンデンサーを買ってきてもらうことにしたのですが、大須に行っても探しきらないので、結局 RSコンポーネンツで「アルミ電解コンデンサ,モーター用,400MS12ACMA1RSC」というものをポチりました。
送料を入れて2200円ほど。高いのだか安いのだか。