2011年12月23日金曜日

中国製油圧クリッカーを買ってみるの巻 2台目 -- 修理編

19日に通関してきた中国製油圧クリッカーがまともに動かない、ということで、部品を待っていたらいつになるかわかりませんので、こっちの方で何とかしながら動くまで直していきたいと思います。

現状の動作は下のビデオのような感じで、裁断天板がストロークしてくれません。




まず側面の鉄板を外してメンテを始めます。


先日書いたように、油圧の弁がおかしいのではないかということで、10mmの鉄玉を問題と思われる部品に溶接してみます。


これで組み直してみました。が、全く改善されません。
違う場所に問題があるようです。




もしかして電磁弁が壊れているのではないかということで、
上の油圧制御装置をばらします。


油圧の制御装置自体は単純な構造です。


割と簡単にばらせます。


これが電磁弁です。
型番は、D5-03-2B11B-A2 となっております。こういうものの型番というのは、思いつきでつけているわけではなく、だいたいのルールがあります。おそらく最後の2桁のA2のAというのが交流をあらわしており(Dなら直流)、2というのはおそらく200V。これがA1であるべきなのではないか?とGoogleサーチしましたが、D5-03-2B11B-A1 というものは出てくるのですが、詳しい情報は出てきません。

クリッカーを製造した中国のメーカーにその点を確認しても、「それで間違っていない」の一点張りです。


そこで電磁弁に200V単相電源を別途繋いで実験してみます。



200Vのスイッチを入れると見事に天板がストロークします。
結局、間違った電磁弁を取り違えてつけてしまっているので、きちんと動かないというわけでした。
中国から100Vの電磁弁を送ってもらうことにいたします。

先ほどこのビデオを製造メーカーに送りましたが、すんなり電池弁の型番間違いを認めるかどうか、それはまだわかりません。何と言っても自分の間違いは認めたがらない人種なんです。というよりも、おそらくこのクリッカーの構造とか電磁弁の役割とか100Vと200Vの違いとか、そういうことの意味を深く理解せずに作っているね、これは。それに製品の動作チェックもしていないんじゃないかな、だって100Vだと実際動かないんだもの。

とりあえず一段落なので、古い日本製油圧クリッカーの方を修理にトライしていきます。


こちらの方のとりあえずの問題は、始動に問題があり、最初に手でモーターを回して助力を与えないと動いてくれないと言うことです。


機械からモーターを取り外します。


100Vの電源に繋いで負荷なしの状態で回してみると、きちんと動くのです。
コンデンサーが壊れたのではないかということで、テスターで測ってみますけど、よくわかりません。


大きい方のコンデンサーにはモーター始動用と書いてありますね。たぶんこれを交換すればきちんと始動するはず、、、です。

とりあえず、親父に大須の電子部品屋に行ってもらって、コンデンサーを買ってきてもらうことにしたのですが、大須に行っても探しきらないので、結局 RSコンポーネンツで「アルミ電解コンデンサ,モーター用,400MS12ACMA1RSC」というものをポチりました。


送料を入れて2200円ほど。高いのだか安いのだか。