2014年3月26日水曜日

15年ぶりに会った愛すべき馬鹿野郎 その2

2ヶ月ぐらい前に、15年ぶりに会った愛すべき馬鹿野郎 (リンク)という投稿をしましたけど、その後の話です。前の投稿を読まれていない方は、無理にとは言いませんが、暇ならついでに読んでおいてね。

今日は名古屋は雨模様の天気で、普通に仕事は入っているのですが、割と退屈な週の中日(なかび)という感じです。週の中ダレとでも表現しましょうか。そんな日の午後に突然、この来客を拒否しているようなウチの工房に誰かやってきました。

「こんちわー、中村さんいますか?」

一体誰だ、俺を名指しで呼ぶ野郎は?と思ったら、先日15年ぶりに会った野郎だ。
こんな平日に何をフラフラしているのかと思ったら、外仕事だから、今日は雨で仕事が休みなのだな。


この野郎、何ノコノコこんなくんだりまでやってきやがったんだ。雨で仕事が休みで暇なついでに、風俗寄った帰りに時間をもてあましてウチに来たのかよ、随分といい身分じゃねえか、この野郎、馬鹿野郎。良く来たな、まあゆっくりしていってくれ。

という感じで、歓迎しているのかしていないのかよくわからない声をかけて、

「突然死したときに遺影がないと困るだろうから一枚写真撮ってやる」

ということで、写真を撮ってやりました。

何だお前、今日はニッカボッカじゃなくてきちんとした作業着じゃねえか。小綺麗な作業着を着やがってこの野郎、それじゃあ仕事をしていないのが丸わかりだぞ。しかも自分の社名の刺繍入りじゃねえか、さすが親方になると違うな。しかしなぁ、人を訪ねるなら缶コーヒーの一本も手土産でもってこいよ、相変わらず気の利かねえ野郎だな、まったく。さんざん若い衆からピンハネして稼いでいるくせにしょうがねえ野郎だよ。

と、まあこんな感じで、今日は珍しい来客があったのでした。