なかなか進まないのは、仕事が終わってからとか休みの日に進めているからです。
さて、足の部分に入っていきます。
江戸時代のオリジナル設計だと、足の部分は動輪の外側につけて、動輪が一回転すると足も一回前に出て戻るという動作を繰り返すのですが、これはやってみましたが、あまりよろしくないのです。
それだと足の動きが逆になって、前に進んでいるのに足の動きは後ずさりという、そういうのを何と呼ばれているか知ってますか?いわゆるムーンウォークです。マイケル・ジャクソンならそれでワーッ!と受けるのですが、茶運び人形がムーンウォークじゃあちょっとサマにならないよな。
しかも動輪1回転で足の動きが一回だと、ちょっと動作が少なくて見栄えがしないです。
そこでだ、動輪一回転で足の動きが2回という方向で設計を変更します。
動輪軸にこんな感じで簡単なカムをつけて、半回転で1回上下するようにします。
こっちの方が見やすいかな。
これなら足の動作が多くなるので、パタパタと動いているように見える、はずです。
そして足はとりあえず紙粘土で適当に整形して固めます。
こんな手作業は一回だけにしておきたいので、足の成形型をついでに設計しておきました。
この型に紙粘土を押し込んで乾かせば手間いらずですね。後で切削しておきます。
そして実走。うーん、それなりに設計意図通りに動いております。
あとちょっとした問題点としては、頭が重いので頭を点頭させるとかなりボディが振られるのです。
頭の動きを小さくするか、軽い頭を作るか、という選択になりそうですが、頭を作るのはあまり気が進まないのですね。既製品で何とかしたいところです。
なんだかんだで、試作はすでに7個目を迎えております。データとしては9個目。
初めてやることですから、じゃんじゃん失敗を重ねて経験値を積み上げていきます。
足の型が削り上がりました。
早速、離型剤を塗って紙粘土を詰めてみます。一応抜き勾配をつけて、離型するための穴も開けてありますが、乾いた後に綺麗に剥がれるかどうかは、現状わかりません。
ちょっと余分に詰めて、毎度のごとくですがプレスで圧をかけるわけですが、大変なことを忘れていたあるよ。余分な粘土を逃がすための道をつけるのを忘れていたあるね。
以前、陶器型を使って陶器の小物を作っている業者さんにそういうことを教えてもらって、実際に自分でモデリングをしたこともあるのに、すっかり忘れているのです。
まあこういう溝ですね。また今度作るときにやり直そう。
それでは自動停止機能をつけていくことにします。
自動停止機能は、上の画像の矢印にあるように動いて止まる、という理屈のようです。オリジナルの設計にはないもので、私も他人様が作った解像度が低い画像から判断しているだけですので、本当にこれで作動するのかはやってみないとわかりません。
実際にやってみましたところ、止まります。見事なものです。
ただこのままだと、腕を下げてもストッパーが上げている棒が引っかかりますので、バネで引っ張ってストッパーの三角形パーツをクリアーしてやる必要があります。
つまりここに板バネがついているのは、そういう意味だったのですね。
意味もわからずモデリングをして、実際に作って動かしてやっと意味がわかったのでした。
上の画像のようにメイン歯車に2カ所自動停止を仕込んでおけば、走り出しの位置がいつも同じで使いやすいです。あっ、上の図の説明が左右逆でした。
ちなみにオリジナルの設計にはこれがないので、走り出しの位置を一体どうやって決めているのか、実は私にはわかりません。
しかしながら、非常に長い時間がかかったモデリングも、機械部分はこれでひとまず終了となったのでした。
終点自動停止機能でピタッと止まります。
機械部分が一段落したところで、また今度は改造を試してみたいとおもいます。
何をするかというと、ギア比を変えて20%~ぐらい走行距離を伸ばしてやろうと思います。つまりロングドライブ仕様だ。
茶運び人形のゼンマイは、「サミニ ゼンマイ 9101」というものが一般的使用されるのですが、というかこれぐらいしか選択がないという話でもあります。しかし自分でゼンマイが巻けるのなら同じ素材の焼き入れ鋼帯で巻けばゼンマイになるはず。普通そうなるよね。
これでちょうど良い長さを割り出して、その長さでカットして使う。
サミニ9101は10mm幅 x 0.9mm厚 x 1330mmサイズですが、今回はロングドライブ向けということで、10mm幅 x 1.2mm厚を購入してみました。
焼き入れ鋼帯は刃型の刃材屋で普通に扱っていました。バッグの補強などに使うものです。
鋼帯などたくさん買えば安いです。今回はとりあえず10mぐらいの少量購入ですが、既製のゼンマイに比べれば随分と安いです。何と言っても東急ハンズで買わないところがミソなのです。東急ハンズで買った、というと素人臭さがプンプンしていけません。しかも東急ハンズは値段がクソ高いです。仕事人は何でもそれなりの購入ルートというものがあるのです。
ついでに蝶ナットも100個。これはアマゾンで、、、あぁ素人臭いですね(笑)。
以前、陶器型を使って陶器の小物を作っている業者さんにそういうことを教えてもらって、実際に自分でモデリングをしたこともあるのに、すっかり忘れているのです。
まあこういう溝ですね。また今度作るときにやり直そう。
それでは自動停止機能をつけていくことにします。
自動停止機能は、上の画像の矢印にあるように動いて止まる、という理屈のようです。オリジナルの設計にはないもので、私も他人様が作った解像度が低い画像から判断しているだけですので、本当にこれで作動するのかはやってみないとわかりません。
実際にやってみましたところ、止まります。見事なものです。
ただこのままだと、腕を下げてもストッパーが上げている棒が引っかかりますので、バネで引っ張ってストッパーの三角形パーツをクリアーしてやる必要があります。
つまりここに板バネがついているのは、そういう意味だったのですね。
意味もわからずモデリングをして、実際に作って動かしてやっと意味がわかったのでした。
上の画像のようにメイン歯車に2カ所自動停止を仕込んでおけば、走り出しの位置がいつも同じで使いやすいです。あっ、上の図の説明が左右逆でした。
ちなみにオリジナルの設計にはこれがないので、走り出しの位置を一体どうやって決めているのか、実は私にはわかりません。
しかしながら、非常に長い時間がかかったモデリングも、機械部分はこれでひとまず終了となったのでした。
終点自動停止機能でピタッと止まります。
機械部分が一段落したところで、また今度は改造を試してみたいとおもいます。
何をするかというと、ギア比を変えて20%~ぐらい走行距離を伸ばしてやろうと思います。つまりロングドライブ仕様だ。
茶運び人形のゼンマイは、「サミニ ゼンマイ 9101」というものが一般的使用されるのですが、というかこれぐらいしか選択がないという話でもあります。しかし自分でゼンマイが巻けるのなら同じ素材の焼き入れ鋼帯で巻けばゼンマイになるはず。普通そうなるよね。
これでちょうど良い長さを割り出して、その長さでカットして使う。
サミニ9101は10mm幅 x 0.9mm厚 x 1330mmサイズですが、今回はロングドライブ向けということで、10mm幅 x 1.2mm厚を購入してみました。
焼き入れ鋼帯は刃型の刃材屋で普通に扱っていました。バッグの補強などに使うものです。
鋼帯などたくさん買えば安いです。今回はとりあえず10mぐらいの少量購入ですが、既製のゼンマイに比べれば随分と安いです。何と言っても東急ハンズで買わないところがミソなのです。東急ハンズで買った、というと素人臭さがプンプンしていけません。しかも東急ハンズは値段がクソ高いです。仕事人は何でもそれなりの購入ルートというものがあるのです。
ついでに蝶ナットも100個。これはアマゾンで、、、あぁ素人臭いですね(笑)。