2016年4月6日水曜日

今日からインドネシア人養女も日本の高校生

大体この時期、どこも入学シーズンですが、今日はウチの養女の入学式。私もせっかくですので参列してきました。



名古屋は大体桜が咲くこの時期に入学式となります。今年は桜の開花が少々早めで満開から少し過ぎましたが、まだ充分桜が良く映える入学式となりました。

ウチの養女だけではなく、クラスにはブラジル系が2人居て、外国籍は3人でした。

このブログに何度も書きましたけど、日本の教育制度上、日本の中学を卒業していない(外国の中学を卒業している)人間を日本の全日制高校に入れるのはなかなか苦労しましたが、まあ何とか偏差値45ぐらいの全日制高校に潜り込ませることができました。

日本の教育制度はまだまだ外国人の教育というものに対応していないので、ウチは何とかなったんですけど、実際何とかならない人もたくさん居るのです。ウチは私も配偶者も日本の学校を出ている日本人ですので、学校に直接行って掛け合う、ということが普通に出来るのですが、これが両親ともに外国人とか、どちらかだけが日本人で教育について深いことを考えていない場合、高校には入れないとか、卒業率が低いところにしか行かれない、そういうことがかなりあると思われます。

好むと好まざるに関わらず、現状日本にはいわゆる出稼ぎと言えば良いのでしょうか、そういう外国人が多くなってきています。その子供達で教育を受ける機会が無いというケースも多いのです。日本語の会話の方は3年もいればペラペラになりますけど、読み書きのハードルは非常に高いです。こう言っては何ですが、日本語がきちんと読み書き出来ない場合、日本でなかなかきちんとした職に就くのは難しいでしょう。それでいて長く日本に居ると、今度は母国に帰っても生活基盤がないから、帰るに帰られない。切羽詰まるとどうなるか?というとそういうのが固まってギャング化するだろうということは、まあヨーロッパで散々前例がありますので、間違いなくここでもそうなるでしょう。ギャング化しなくても、日本の社会保障に乗っかって、我々納税者が更に嫌な思いをするという、好ましくない未来が想像出来ます。

企業も簡単に外国人を労働力として連れてくるのは良いですけど、要らなくなったときどうするのか?ということはあまり考えてないようです。恐らく切り捨てた後はこの国の社会保障で面倒見てやってくれ、という感じではないでしょうか。果たしてそれで良いのでしょうか?

私がこう言うんだから、ウチは日本語の読み書きがきちんと出来るようにまでは厳しくやりますよ。というか、勉強が嫌だとストライキを起こしたとき、思い切りひっぱたいて「勉強したくなければ日本から今すぐ出てけ!」と本気で脅し、こいつは口先ひとつで自分の思い通りに走り回ってくれるような情けない大人ではなく、舐めてると四の五の言わせず本当に追い出されるし、自分だけではなく母親もろとも躊躇せずに放り出すぐらいの覚悟を持った人間で、実際似たようなことは今まで何度も実行してきている(そしてされてもいる)奴だと、きちんと理解させました。日本人でもこれからは、我々の世代が過ごしてきたよりもずっと厳しい社会を渡っていかないといけないだろうという現状で、外国籍で白人ではないなら、おそらく更に厳しい現実があるでしょう。日本語の読み書きだけはきちんとやらせて、社会の穀潰しにはさせないというのが、責任ある父兄の態度ではないかと、そう思います。



しかし今時、雑巾を提出させるとは思わなかったよ。2枚提出なので、ここはひとつ俺が縫ってやろうじゃないかと張り切ります。工業用ミシンを舐めるなよ、と5番のケブラー糸で縫製。



ケブラー糸で縫った丈夫な雑巾だ。防弾チョッキでもここまで縫わないだろうなと、一人悦に入り、5枚も縫ってしまいました。

さあ、これでやっと外国籍の人間が、同世代の日本人コミュニティに入ることが出来たのでした。