2016年4月4日月曜日

握りばさみ色々

日常的に使う道具で糸切りばさみというものがあります。糸切りばさみでも握りばさみ:和ばさみというU字型になっているタイプのものが使いやすいです。



というのは右手にこれを握りながらミシンを踏むからです。ミシンを踏むときには大概常時握りっぱなしというわけです。ミシンが走り終わった途端、糸切りをする。いちいち、よっこらせっとハサミを探して糸切りをするとイライラするのです。

この握りばさみも高級なものは2万円ぐらいしますけど、うちではあまり良い握りばさみを使わないです。この握りタイプの糸切りばさみは、かみ合わせが微妙なので、糸以外のものは絶対に切ってはいけない、というものですが、必ず糸以外のもの、例えば細い両面テープをトリムしたり、革の端がギザギザしていたりしたら、少々の事ならハサミを握り直すのが面倒なのでこの握りばさみでカットしてしまう、要するに使い方が雑なのです。いくら良いものを使ってもそのうちにダメになります。

ウチはそんなに太い糸を使いませんので、5番のテトロン糸が切れれば充分なのですが、5番のケブラー糸がスパッと切れればもう言うことなしという感じです。

上のハサミがアマゾンで1000円ぐらい。充分よく切れます。ウチで使う分には何の問題もありません。



これだと1200円ぐらい。これの何が使いやすいかというと



反り刃になっているので、糸切りが非常にやりやすいです。

1000円とか1200円でも、ミシンの上以外にも一人1個ぐらい近くに置いておくので少々勿体ないということで、安いハサミを1ダースぐらい買ってきました。



中国製なら1ダースぐらい買っても腹は痛みません。
中国製の糸切りばさみがすべて悪いというわけではなく、良く切れるブランドがあるのです。
汪吾铨: WangWuQuan、
張小泉: ZhangXiaoQuan、
大吉: DaJi
王麻子: WangMazi
というブランドがなかなか良く切れる刃物メーカーようです。

今回は、汪吾铨: WangWuQuanを買ってみました。



日本製の握りばさみのような刃先と本体部分が一体になっているものではなく、刃先とプレス成形の本体がリベット止めになっている構造です。何と言っても安いから別にそれに対して文句は言うものではありません。

刃先はSK5鋼を使っているようです。鋼は錆びますけど、ステン製のハサミは正直言って大概ダメだ。刃は鋼に限ります。

偽物・パチモノが多いので、これが本当に汪吾铨製かどうかはわかりませんが、1ダースチェックしてみますと、結構品質がばらついています。中に2個ぐらい恐ろしく良く切れるものが混じっていました。ウチで一番切れる糸切りばさみというレベルです。

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5番のケブラー糸がサクサクだ。2万円の高級糸切りばさみなら当然でしょうけど、500円しないものがこれってすごい。ちなみにケブラー糸は、切れにくいというのを売りにしているものですので、適当なハサミだとこうスパッとは切れないものなのです。

残りのものも、割と良く切れます。かみ合わせを調整してやれば、ここまで切れなくても、かなりこれに近いレベルになります(この切れ方は異常なレベル)。ただかみ合わせは非常に微妙なので、ベストポイントを探すのはなかなか難しいです。
値段の割になかなか使える汪吾铨: WangWuQuanのハサミです。