2016年4月11日月曜日

Ricoh GRDIIIのグリップ用レザーの試作



GRDだけではなく、最近グリップにエンボスを施したゴム素材を貼ってあるカメラが多いですが、このグリップが使用しているうちにベトベトになるから何とか替えたいというリクエストが多いです。

このゴム素材のグリップが貼ってあるのは大概立体形状で、立体形状の部分に平面のものを貼るということは難しいです。メーカーさんも立体形状だから、立体成型が出来るこういうゴム素材を貼り付けてあるのだと思います。平面だったら合皮を貼るに違いありません。

GRDぐらいでしたら割と平面に近い立体ですので、革の可塑性を利用すれば貼れないこともないだろう、ということで試作をしてみます。

何度もしつこく言うのは恐縮なのですが、ゴム素材が貼ってあるのは大概立体形状になっています。上のGRDIIIもグリップ部分は平面ではなく微妙な立体形状です。平面である革素材を貼るには、どこかの部分を伸ばして、またどこかの部分を縮めて貼らないといけません。要するに、想像するほど簡単ではない、そういうことです。

しかし、やはりこのゴム素材は、どれも同じでベトベトになって、なかなか始末が悪いです。もう少しマシな素材があると良いと思うのですが、なかなか難しいのでしょう。