10mm幅 x 700mm長が4本一気にカットできるスグレモノ。ネックストラップ2本分です。
先端は当然最初から丸くしてあります。あとから先端を丸く詰めたりという面倒な事はする必要がありません。しかしどうやってこの4つの山をつないでいるのでしょうか? 実際にこれを革に当ててプレスしても、革の切れ残りなどありません。プロの仕事というのは大したものです。私も多少刃型を作りますが、こういう技が必要なものは作ることができません。所詮私がやっているのは刃曲げなどは素人仕事です。
それじゃあ今まではどうやっていたのかというと、上の2本切りの刃型を使ってカットしておりました。
4本切りができると、理屈としてはカットスピードは2倍、手間は半分、そして革の無駄も半分。まさに良いこと尽くめです。
ただ刃型の製作代金は3倍だったのでした...。
確か2本カット用のストラップは去年の年末に作った記憶がありますから、ストラップ用の刃型は毎年数万円投資しているわけです。一種の税金みたいなものです。まあ年間1000本ぐらいは作っていますから1本あたりの単価としてはそれほど高いものではないのですが。