しかし無線LANの暗号など、その気になれば数分でクラック出来るっていうじゃありませんか。怖いですね。しかも私が買ったCoregaの無線LAN親機など、マルチAP機能ってのがついていて、これがオンになっていると(デフォルトでON)、2系統の電波を出していて、メインをいくら暗号化しても、もう一方は暗号化しない野良電波を垂れ流しですよ。これはDSやWiiなどのゲーム機器用に出している無線らしいけど、かなり問題あるのではないかなあ。LANの中に入れないというだけで、インターネットにタダ乗りし放題です。ゲームをやらないならマルチAPなど即刻OFF。説明書にそういう危険性をデカデカと書いておいて欲しいんですけど。
兎にも角にも、Coregaの無線LAN親機を使っていて「CG-Guest」という鍵がかかっていない怪しい電波を発見したら、それは自分の無線LANが垂れ流している野良電波だという可能性高し。
それだけですんなりネットワークができあがったわけじゃあないんです。
最大の問題は、Windows7 64bit版に対応している無線LAN子機が、現状とても少ないということです。以前買ったバッファローの無線lAN子機は対応していないし、サイトでドライバーを捜しても「対応予定は未定」ぐらいの事が書いてあり、諦めて近所のジョーシンに64bit版対応のもの買いに行ったら、店員さんは
「今のところ、Windows7 64bit版に対応している無線LAN子機は存在しません」
とキッパリ言い切りましたよ。
「じゃあ64bit版を使っている人はみんなどうしているんですか?」
と訊いたところ
「Windows7 64bit版は、有線LANしか選択がありません」
これまたキッパリ。デタラメ言うな、コラ!埒があかないので、ちょっと遠くにあるヤマダ電気で64bit版Win7対応のものを買ってきました。
ちょっとしたことをやるだけでも、なかなか苦労が多いもんだね。
さて、それでも良い事もあるもので、その無線LAN親機(CG-WLR300N)にはUSB2が接続できて、そこにUSBのハードディスクを付けると、何と恐ろしく簡単な設定で無線ネットワークストレージになってしまうわけです。
上の写真がそれ。2.5インチのUSBハードディスクを差し込むだけで、無線ネットワーク・ファイルサーバーが速攻でできあがりです。しかもですよ、2.5インチのHDDは、あの邪魔で邪魔で仕方がないACアダプタが不要です。USBケーブルだけで完結します。
これをWindows Networkで素人が同じ事をやろうとしたら、 恐ろしく面倒な設定が待っています。私は早々に諦めました。LinuxやBSDでSAMBAファイルサーバーを立てたとしても、これに比べたら驚異的に設定が面倒です。
こんなにコンパクトなファイルサーバーがすんなりできる、しかも無線。良い時代になったな、と思いました。