部品の入手に時間がかかるから、悪くすると一週間ぐらい使えないという話です。とりあえず作動油を抜いて、原因を探ってもらいました。
油圧のポンプが逝かれていたら、最悪の場合直らない可能性がありますと言われました。何と言っても昭和58年製。
一体何年前だい?という古い機械です。西暦だと1983年、、、ということはだ、、、
2010-1983=27
27年前に製造されたロートルかよ。ちなみに 1983年当時、私は14歳で中学2年。そう考えると、つい昨日のような気もするんですが。いずれにせよ、歴史を感じさせる機械です。ワンオーナーでしょうか?2オーナーぐらい経ていても全く不思議はない年数ですね。朝から晩まで動かされていたり、使われなくて埃をかぶっていたりしていた事もあるかもしれません。27年の間には色々なドラマがあったのでしょう。
なぜそんなに古いものを使っているのですか?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、私だけがこんなに古い機械を使っているわけじゃあありません。日本の市場に出回っている油圧クリッカーは古いものばっかりです。なぜなら油圧クリッカーはものすごく丈夫なのです。
油圧クリッカーは丈夫すぎて壊れないので買い換え需要がなくメーカーが潰れてしまうというぐらいの機械なのです
これは私が今考えた与太ではありません。誰に聞いてもそう言いますのでウソではないと思います。
メーカーが潰れてしまっていますから新品のクリッカーは供給されませんし、中古のクリッカーが延々と市場を回るだけで特に供給不足にはならないという、言ってみれば小さなマーケットなわけです。新品が欲しければ日本製なら受注生産で3ヵ月待ち、もしくはすぐに欲しければ台湾製。そんな感じです。
製造したメーカーはもう存在しませんので、修理部品供給も期待できません。パッキンが逝かれているぐらいでしたら直るでしょうという、なかなか難しい状態です。
どうやら問題は、油圧ポンプでもポンプ内部のパッキンでもなく、油圧ホースが裂けて、そこから油圧が抜けているようだという感じです。
緑の枠内部分が裂けているのがご覧いただけると思います。
このホースは汎用も汎用。普通に手に入るものですので、明日の晩、新しいホースを用意してきて修理再開となりました。
結局ゴムのメッシュホースという消耗品が壊れただけで、どうやら「油圧クリッカーは丈夫すぎ伝説」は健在のようです。
とりあえず作動油を抜いた状態ですので、モーターを回すと即焼き付きとなってしまいますので、明日は使用禁止ということで。しかし一週間もクリッカーが止まったらウチはパンクしかねません。もう次から次へと作っても作ってもカメラケースが足りないという状態なのですから。
今年は年始めにレーザーが故障して、今度は油圧クリッカーが故障とトラブル続きですが、次はそろそろミシンかも、という気がしてきました。