港に行くととにかくコンテナが目に付きます。
海上コンテナというのはただの鉄箱でしかないはずなのですが、何というかとても格好いい。俺(=コンテナ)は世界を股にかけているという意気込みがあるからなのか、どうなのか。トレーラーに引っ張られているからでしょうか。
しかし全く同じコンテナでも、街にあるコンテナ倉庫は全然格好良くないんですから不思議なもんです。
適当にシャッター押してきました。
NYK日本郵船
マースク・シーランド
オーロジ
シノトランス
埠頭には船から降ろしたばかりのコンテナの山。
「おー!コンテナだ、コンテナだ!こんなにいっぱいコンテナがあるぞ!」
と一人で悶絶していると、季候が良くなるとチラホラ街に現れる痛い人と思われかねませんが、何はともあれ港は男の世界だな。
クレーンも何と男らしい。飛島北1号と書いてあります。
遊んでもいられませんので、通関。
今日、書類を窓口に持って行ったら配置換えがあったようで、いつもの担当者さんではなく、見るからに公務員っぽくない元気いっぱいの女性職員さんが対応してくれて、私の書類を見て開口一番
「ああ!もしかしてこれって、革をカットするあの高い機械ですよね?」
私:「そんなに高くねぇッス...」
しかしなぜ知っている?というか姉貴、言いたいことズバッと言っちゃってくれますね。
江戸っ子みたいにチャキチャキしているじゃないか。そしてこういう姉貴の例に漏れず、結構親切なんです。
次回から個人名での輸入じゃなくて、会社名義で通関する予定ですのでよろしく、という旨を伝えたら、
「名刺出来ていたらもらって良いですか?」とサラッと私から名刺を持っていく、公務員らしからぬこの気さくさというか、嫌みのない遠慮のなさ。
これはあれだな。この姉貴は女では非常に珍しい「肩を組んでオダをあげながら一緒に酔っ払える仲間タイプ」だ。間違いない。
「兄貴、もう一件行きましょうよ!」
「オーッ!」
という感じで、酔いが回ると気っ風の良さで「アニキ」なんてこっちが呼んでしまうタイプだな、きっと。間違いない。
名古屋税関のチャキチャキ姉貴。ちょっと格好いいヤツでした。