2010年7月16日金曜日

絞り成型のペントレー試作

昨日、チョイチョイとモデリングしたペントレーの絞り型の凸型の方を切削してみました。


凸型は革の銀面に張り付くわけではないので、結構粗く削っています。
この時点で樹脂が無くなりましたので、凹型の切削は出来ませんでした。樹脂の発注をして、明日届くか来週か、というところです。


凸型が完成形とほぼ同じ形状となりますので、参考までにペンを置いてみました。
ボールペンとペイントマーカーでは安っぽさ全開という風情ですが、万年筆など持っていないので仕方がありません。


上の画像が凹型のモデリング。凸型に革を乗せて、凹型をかぶせてプレス機で圧力をかけて絞り出します。

ここでちょっと問題というか、心配事が。
今回絞りがかなりきついので一発で絞りきれないのではないか?
そういう疑問があります。無理矢理絞ると革が破れかねません。

そこで、絞りきれない場合、2段階に分けて絞る必要が出てくるかもしれません。


少ない頭で考えた解決策は、上のような皿部分を押す押し型でまず1回絞りだして、その後、本来の凹型で再度絞る。少々面倒ですが、たぶん2段階絞りになるような気がします。

なんかいきなり難しいものになってしまいそうですが、こういう試行錯誤を繰り返すのも修行の一つだと思います。

現在、絞り型を使った製品を20セット作るという修行過程の3つ目。2つ目だと思っていましたが、よく考えたらNEX5ケースの底部用に絞り型を1セット作っておりますので、これが出来上がれば3つめです。