昨日凹型を作りましたが、今日は凸型の方を切削いたします。
このブログではもうお馴染みになりましたが、ライノでモデリング。
この後切削。
一回失敗しました。 クリアランスが上手く取れておらず、データを直して切削し直しました。
自分のところで木型の試作が出来ると、失敗したときに泣かずにすみます。その反面、失敗してもやり直せばいいやと、設計が甘くなるという悪い点もあ るような気がします。
2回目の切削で、今度は間違いなく正確な凸型が出来ました。
早速床革を絞っています。複雑な形状でも木型がしっかりしていれば、結構絞れるものですね。
ちょっと余分なところをトリミングした状態です。
製品では、このトリミングは専用の刃型を作ってやりますが、とりあえず一発目の試作と言うことで。
とりあえずまだ革が乾いておらず柔らかいので、木型につけたままカメラを嵌めてみます。
木型から革を外した状態です。
床革で縫製もしていないのでショボいですけど、ダークタンとかに染めて、内部に詰め物を入れて、底も革を貼って縫製をすれば、結構格好良くなるんじゃないかな、という気がします。
如何なもんでしょうかねえ、皆様?革を絞り加工をしたE-P1/E-P2ディスプレイスタンドです。
私が知る限り、まだ誰もやっていないと思います。
試作費用がほぼタダですし、おそらく製作もあまり手間がかからない分、ちょっと買ってみようかな、という現実的な価格で販売出来ます。2800円送料込み~3600円送料込みとかで出せると思いますね。この価格なら、木型製作に莫大な金をかけて俺も参入してやろうという気はなかなか起こらないと思います。まさにブルーオーシャン 。
そこそこ売れるもののようでしたら、ズラーッと色々なカメラ専用スタンドを用意してみたいと思います。
この人の人生は、変なものを作ったり、不思議な道具を買ってきたり、なんかちょっと楽しそうだな、と思われる読者さんも多いかと思いますが、実際結構楽しいですね。