昨日底部を作りましたので、側面のパーツを作っていきます。
まずカメラのフロント部分をスキャンして、それに合わせて線を描いていきます。
これはOM-Dのデータを引っ張ってきて、それを基準に合わせてきます。マウントの大きさは決まっているのですから、それほど大きな変更はしなくても良いでしょう。データの使い回しが簡単にできるのがベクターデータ(線データ)の良いところです。
とりあえずしばらくは画用紙をカットして、大まかな形状を決めていきます。
試作4号。ここから革を使って試作していきます。他のカメラのデータを使い回しているので、試作3回ぐらいの手間を省けました。
だいたい20回ぐらい試作をするときちんとしたデータが出来上がります。長い道のりです。これが10回ぐらいで決まるととても時間短縮になって有り難いのですが、こればかりは仕方がありません。
昨日作った底部パーツの刃型ですが、もう0.5mmほど合わないことがあきらかになりましたので、データを直して再度曲げ直します。
速攻で刃を曲げました。もう一度ぐらい曲げ直しがあるかもしれません。
試作9個目です。形状はほぼOKです。次は銀面の付いた本革を使って、実際に製作するように試作をしていきます。
試作10個目です。
今回はなかなか試作の進行が早いです。20個も試作せずに出来上がるかもしれません。
今回スナップケースがカバーする部分がOM-Dと同じように少ないので、上の丸部分にかかりを設けました。これだけのことですが、ケースの装着感が良くなります。
ただちょっと困ったことが発生。
三脚ネジで固定を考えていたのですが、ネジ穴位置がちょっと端に寄りすぎていて、三脚ネジを底部に埋め込むことが出来ず、外に出てしまうのです。ちょっとこれは困ったな、でもほかに方法もなさそうです。
どうしてこんな位置に三脚穴を?と思ってしまうのですが、小さなカメラボディに色々詰め込まなくてはならないので、どうしてもこの位置になってしまうのでしょう。