2013年1月18日金曜日

Fujifilm XE-1用貼り革の採寸

本日はFujifilm XE-1の貼り革を採寸して参ります。


まずはグリップの革を剥がします。まだ1枚しかシャッターを切っていないのに、なんかちょっと勿体ない気分ですけど、外さないことには革の採寸が出来ません。この時点でメーカー保証は無くなりました。私の場合、カメラを使うことがほとんどないので、カメラが壊れると言うことがほとんどありません。なので保証はどっちでも良いです。

私が夢中になって写真を撮ったのは10年ぐらい前、ほぼモノクロだけで撮っていました。現像もプリントも自分でやって、現像も自分で薬剤を混ぜてオリジナルの現像液を調合したりして、かなり凝りました。結局定番のD-76 現像液で普通に現像したものが、一番仕上がりが一番良かったりして、今の時代から見ると随分と不便なものでしたが、それはそれでとても楽しかったです。


グリップのパーツを外します。特に難しい事はありません。ネジを外すだけです。


パーツを外した状態。


これは、、、グリップ無しバージョンを作るのは難しいでしょう。パーツが出っ張っています。


早速、もう何も考えずに革を剥がしてしまいます。両面テープで貼り合わせをしているだけなので、剥がすのは簡単です。革をめくってゆっくり剥がすだけです。


前から見て左側の部分は、剥がしてしまうと貼り革形状があとからわからなくなる可能性がありますのでスキャンしておきます。



剥がした革です。剥がした革はかならず伸びてしまいますので、正確なデータは取れませんが、とりあえずこの輪郭をトレースして細かい部分をカメラボディにすり合わせていきます。


一番面倒そうなところから採寸していきましょう。
しかしながらこの形状、複雑というか面倒というか、フジフィルムさんがウチのような得体の知れない業者に貼り革を作らせないためにわざわざこういう形状の革を作ったのではないか?と疑いたくなるぐらいです。まあ、そんな意図はないと思いますけど。

 こういう刃型の中に細かいヤクモノが入っている刃型は、とにかく製作代金が高く付きます。



リーフのトレー絞り型+刃型お問い合わせをすでに数件いただきまして、細かなロゴのレリーフを削るために、0.3mmの切削刃を用意いたしました。


0.3mmになるとやはり相当細いです。


間違いなく海外製だと思いますが、この刃が激安で何と1本960円。切削能力云々はウチの場合、それほど大きな問題にならないですけど、とにかく激細ですので、たぶんすぐに折ってしまうと思います。とりあえず2本買っておきました。