近頃、ズボンが緩いな、と思って、ベルト穴を一つ移動したのですが、人に会うたびに「痩せた?」と言われて、変だなと思って、今日ふと気づいたら2つベルト穴が移動していました。ウエストが6cmも細くなっているのです。ビックリです。
何と言うか、どういうわけだか、かなり痩せてしまっているようです。理由はわかっているのです。今月で決算なので、経理をやっているのです。正直やりたくないのですけど、やらないわけには行かないです。嫌なことをやっていると、いろいろ負担がかかるのです。その片手間でCNCで鉄を削って、うまく行かないなぁ、またやり直しか、と必死でやっていたり、不手際をしてお客さんに必死で謝ったりして、正月以来日曜日に休んだ記憶がないような、となっていると、まあ痩せるよね。
「良いよなぁ、太っている奴は。脳天気で、うやらやましいよ」という手前勝手な逆恨みまでする始末ですよ。
私は中肉中背の範疇に入っていると思いますが、背丈は169cmで体重は大体この15年ぐらい63kg-65kgぐらい。今、体重いくつだ?と測ってみたら、何と56kg。まあ、まだ許容範囲ぐらいですけど、これが55kgを割ったら少々まずいですね。
ただ至って健康です。何と言っても眠りは非常に深いです。酒や睡眠薬の助けを借りなくても、横になって即眠りに入り朝までグッスリです。眠りに問題がなければ、十分健康なもので、大して心配はいりません。
痩せると何が困るかというと、力仕事ができなくなります。つまり体力の消耗が激しくなります。スタミナをつけるのに一番簡単なのは、ある程度太ることです。太ると言っても度を越すと、今度は成人病に悩むことになりますが。
あと、いい中年男があまり痩せていると、貧相に見えるのも結構困ります。
これは、私は大真面目に言うのですが、中年を過ぎたら、ある程度腹が出て、肉がついていて、禿げているのが、(世間の評価はどうあろうと)本当は一番いいのです。何と言っても福々しいし、エネルギーに満ちていそうだし、外観に頼り甲斐がある。その反対に、むやみに痩せていて、髪がふさふさしていると、神経質そうだし、貧乏そうだし、精神を患っているのではないだろうか?という印象を与えかねません。あまりいい事はないですね。
昔から「禿に乞食なし」と言われるように、ホームレスの皆さんをご覧いただくと、どちら様も見事に髪がふさふさですよ。私は遺伝的に禿げない体質のようですので、痩せてくると、ちょっと将来が心配になって来るのですよ。
本日から、3度めの刃型を削り出しております。2つ失敗です。
進歩とか手応えがなければ、これは私には無理なのだ、と諦めがつくのですが、失敗を重ねるたびにれっきとした進歩もあって、手応えも十分あり、きちんと刃型が削れるようになるまでそれほど遠い先の話ではないぞ、となると、結構面白くてもうやめられないのです。ある意味始末が悪いです。
しかし、こうやって苦労しながら自分が持っていない技能とか技術を得る努力をして行かないと、ただ金がほしいだけの業者として短い人生が終わってしまうのです。