大きな仕事が入って、なんだかんだで色々遅れてしまっていますけど、とりあえずGX7のスナップケース試作。現状1、試作16個目ぐらいです。
ファインダーがついているから、チルトスクリーンは必要ないだろうと言うことで、全体をカバーするケースにしました。
あと3つぐらい試作すれば形状が決まる予定です。
試作17号。あと少しですね。
全体の形状がほぼ決まったところで、底部分のパーツをカットする刃型を作ります。
この部分は毎度の事ですが、自分で作ります。ザッと20分ぐらい。
毎度毎度しつこいですが、これは刃物です。
ついでに形状保持のために内部にかます金属板の形状もモデリングしておきます。
裁断面から2mmほどのところにステッチが入りますので、それを避けて形状を作ります。
今回は2個ぐらい金属板をかませばいけるのではないかと思います。白い線の形状のものが、その2つです。これは、こんな感じの雲形になっていないと、ちょっと困ったことになるので、わざわざ雲形にしてあります。
大きな雲形の外周延長が178mm。
どうでも良いことですが、初めてLengthコマンドを使った時はこんな面倒な形状の線長を一発で正確に計ってくれるのかと感動しました。今でも便利だと実感してますけど。
型紙をレーザーカット。
刃の切り出し。今回はBEというタイプの刃を使います。刃の仕様表はこちら。
刃の材料、特にBEは一般的に多く使われているタイプですので、安く手に入れる方法があるのです。刃材料のブローカーさんに、刃型屋さんが廃業したら残っている刃材料を引き取るから連絡をもらえるように頼んでおけば、そのうちに話が回ってきます。
計測値が178mmですので、余裕を持って190mmぐらい切り出します。
老眼鏡が必要になってくる年頃になったのでした。
型紙に沿って刃を曲げます。
継ぎ目をピタッと合わせるのがこれがなかなか難しいのです。
2型、製作完了です。
今日も自分で刃型を作って大満足。実に楽しいですね。刃型を自分で作って、仕事と人生を充実させたいと思った方は、ぜひ info@aki-asahi.com までお問い合わせください。一式販売可能です(リンク)。