表はスッキリした形状。
内部は仕切りをつけた成形。
18mmは取れております。
そしてフラップ部分の長さを決めます。15mmと同じなのですが、インシュリンのブツは168mmでちょっと長いので、それを考慮して長めに作ります。
刃型を作るための型紙のカット。
貼り合わせをするときは必ず刃型は2セット。一つは荒裁ち用、一つは本裁ち用。
貼り合わせというのは、カットしたものを貼り合わせても綺麗に端が合いません。特にスエードなど伸びますので、貼り合わせてからカットする、これ鉄則。
荒裁ちはちょっとだけ大きいサイズを作っておきます。
荒裁ちを手でカットするという方法ももちろん有りですが、私はそんな面倒なことはしたくないです。
型紙の外周寸法=必要な刃の長さを出します。CADが一発で正確な寸法を計算してくれます。5mm~10mmほど長い刃を用意すれば、刃の無駄は最小限ですみます。またこういう足りないと刃を継ぎ足す必要が出てきて、実に面倒なことになるのです。きちんとした外周寸法が出るというのは、たったそれだけのことで余計な手間な手間を回避できるというとても有難いことなのでございます。
ほら見て。刃の無駄はたったこんだけ。
毎度毎度素人臭い刃型が出来上がるわけですが、刃型を売るわけではないので、まあこれで我慢しておきましょう。
あとはループを作る作業です。
φ15mmペンケース試作のデータからφ18の倍率をそれなりに計算して大きさを出しましたけど、ちょっと長いようです。
2mmずつぐらい長いかな。
最後の縫製。
試作終了。あとはインスリン待ち。
内側はスエードを絞って出来るだけ仕切りを薄くしてます。
内部をスエードにすると何が良いかというと、音が静かなのです。特に仕切り部分の内部はゴムを詰めておりますので、更に静粛性が高いです。表裏ヌメ革で絞れば硬くて丈夫ですが、細めのペンを入れた場合、動くたびにペンが当たってカタカタ音が気になります。どちらを取るかは難しいところです。
φ15用との比較。