2014年11月11日火曜日

こんなの見たことねぇ!という革新的な革絞りペントレー

先日の記事 立体成型ペントレーの試作 の続きです。



表裏の成形形状を変えるとなると絞り型が4つになりますので、データの変更も一苦労になります。

またなかなかサイズが大きいので、切削も2日がかりで、気が向くと違うことをやり出すし、大きな注文が入るとやりかけのことを忘れてしまうしと、まあこれでも結構忙しいのです。


白い絞り型は汚れが目立ちますが、絞る前に一度絞り型を洗うという行為を忘れないので案外良いのかも知れません。


というわけで出来上がりました。


真横から見ても、特に大きく傾いている感じはなく、それでいて内側はテーパーをつけてあるという凝りようです。


テーパーがつけてあるとなぜ良いかというと、万年筆を置くときに枕を置く必要が無いのです。あの枕って何かかっこ悪いよなぁププッ、と私は思うのであります。


こんな感じで裏側を起こして角度をつけてあります。
表と裏で絞り形状を変えてあるというのも、なかなか見ないような気がしますが如何でしょうか。

何でも良いからとにかく違ったことをやらないと気が済まない何やら独自な男が、自分で3次元モデリングをして、絞り型を切削して、刃型を自分で曲げて、自分で成形して製作して、自分で販売しているという、ほぼ完全な自己完結商品。こいつは驚きだ。


実になめらかなカーブを描いて仕切りの壁を持ち上げております。シングルサーフェイスモデリングならではの魅惑的なカーブ。

とにかく何か違っていて、革新的。何と5600円、こいつは驚いた、ここまで凝っていて何とお値段までも革新的だ。

ご購入は以下のページからどうぞ。