2013年12月7日土曜日

OM-D E-M1スナップケースの試作 その4 :試作終了

GX7の試作とやっていることはほとんど同じですので細かいことは省きますけど、ステッチのガイドラインを入れる治具を削り出しました。



表面を軽くペーパーをかけてニスを吹いたら、もう何とも、治具として使うのはかなりもったいない雰囲気です。もう治具が美しすぎて脱糞寸前ですよ。

こういうものを作って売った方が良い商売になるのではないか?と思いますけど、正直申しまして、かかる手間がものすごいので、結構なお値段になりそうですね。刃型よりも高いですから、まぁお金を払ってまで欲しいと言う人は少ないでしょう。ただこれを用意できれば縫製の品質は手作りのアマチュアレベルから、一気にプロフェッショナルのレベルに上がります。

なんと言っても、ステッチが革に半分~それ以上ぐらい埋まりますので、ステッチングが美しいだけではなく、糸が擦れにくいので強靱です。つまり手縫いする時にグルーバーで溝を掘って、その溝に合わせて縫製をしていくのとほぼ同じですね。要するにミシン縫製も、ただ革の上を縫ったものと、溝にステッチを埋めて縫ったものとは、強度も美しさも違うわけです。


その美しい治具を使って縫製したのが、上の写真です。特に問題も見られないので試作終了です。
試作ですので、多少仕上げが足りないですが、製品はもっと綺麗になります。

サンプル写真用の個体を作って、写真を撮るのが一手間ですが、すぐ欲しい方がいらっしゃいましたら作りますので。革の色とステッチの色をご指定ください。お値段は9200円(カラー革)/10200円(ダークタン・ライトタン/ブライドルレザー)税送料込みのところ、発売前割引で8700円(カラー革)/9700円(ダークタン・ライトタン/ブライドルレザー)税送料込みで作らせていただきます。info@aki-asahi.com までどうぞ。