2015年7月17日金曜日

Bali Kamis物語 その21:お祭り

バリ島在住20年である店主の配偶者に何かバリの身近なことを書いてもらうことにします。
名付けてBali Kamis物語 (Kamisはインドネシア語で木曜日)。

前回はBali Kamis物語 その20



お祭り

バリのヒンズー教ではウク歴とサカ歴の二つの歴で宗教行事が回ります。
その中で大体西暦の1年に2回やってくるガルンガン&クニンガン。
このお祭りは簡単に言うとガルンガンに全ての神々が地上に降りてきて、10日後のクニンガンにまた神々が戻っていくと言う、日本のお盆に似たお祭りです。
バリの人達はこの10日間の間に色々なお寺(行くお寺が決まっている)に行って
お祈りをするのです。

この時期は殆どの人達が田舎に帰る為、お店も休みの所が多くなります。
特に市場はクローズではありませんが、閑散とします。

今回のガルンガン(7月15日)はイスラム教の断食明けのお祭り(イドゥールフィットリ)7月17日と重なる為、銀行などの公共機関は8日間休みが続きます。(日本では考えられませんね、、、8日間ですよ)

私がちょうど日本へ帰国する直前と重なってしまったので、日本帰国前の銀行口座などの処理を休み前に済ませないと、、、と結構大変でした。

そして、うちにもサンガ(各家にあるお寺)がありますので、簡単ですがお供えをします。


家の中の祭壇


会社のお寺


ペンジョ―ルという飾り

今、家を売りに出しているのですが、売れて家を引き渡す前にはお坊さんを呼んで、
サンガ(家にあるお寺)に宿っている神様を元のお寺に帰って頂くお祭りをしないといけません。
私は無宗教に近いのですが、今回の事は今まで家を守って頂いた神様がもう日本に帰りなさいと導いてくれたのだと思っていますので、やはり最後はきっちりとしたいと思っています。