インドネシア人の養女が高校入学前の期間に学校から宿題が出ております。まあ数学と英語は自分で出来るのですが、問題は社会、理科、国語です。国語は割と古い文体で書いてある課題本を読んで感想文を書けというもので、こんなの読めるわけないのですが、わからない漢字を一つ一つ辞書で引かせて、文章を解説しながらやっていけば、まあ何とかなるでしょう。
問題は、社会と理科で、理科は習って来たことが違うのでやりようがないし、私も忘れているので手伝うことも出来ません。社会科はこれまた日本の歴史や地理、こんなことはインドネシア人が習っているわけがありません。日本人だってウジュン・パンダンがインドネシアのどこにあるか、とかシュリービジャヤ王国いつ頃栄えたとか普通わからないのと似たようなものです。
社会科は私が出来そうですので、これは私がやりましょう。やってみると日本史と世界史は学生の頃習ったことをなかなか覚えています。実に懐かしいね。我が高校の歴史教師は、こんな程度の教養でよく歴史の教師になれたものだ、という感心してしまうレベルの人間で、「おやおや、先生なのにそんなことも知らないのですか?不勉強ですね」と小馬鹿にしながら茶々を入れていた実に嫌な人間だった私は、こんな宿題は楽勝だと思いましたが、結構忘れてます。
地理は何とか都道府県の位置ぐらいは理解していないと今後困るでしょうから、小学生用の教材を買ってみました。
ドラえもんの社会科おもしろ攻略 都道府県がわかる (ドラえもんの学習シリーズ)
正直、日本語レベルがまだまだですので、文字ばかりの教材を見ても気分が滅入るでしょう。これは入りやすいです。ルビも振ってありますので、取っつきやすい。今は色々な教材があるのですね。
歴史は漫画でザッと理解させるのが一番だろうということで、
角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全15巻定番セット
これを購入。これは私が読んでも実に面白いです。早速私が読んじゃってます。
こうなると、私の方に学習意欲がわいてきて、こんなものまで買ってしまいました。
山川 詳説世界史図録 と 山川 詳説日本史図録
何とカラフルで資料が多く見やすく、そしてぎっしりつまった構成。
こんなのが300ページ以上という豪華な構成で、何とお値段1000円以下。もう卒倒しそうだ。
しばらくはこれで私が楽しめるという今時の教材です。
「おい、これ面白いからオマエも読め」と配偶者に言ったら、
「読書は気分がのらないとできないから明日やる」と、明日になっても明後日になっても一向に読みません。親がまず学習をするという手本を示さないと、子供はやるわけありません。この調子で15年やってきたので、学習が好きではない子供が出来るだろうと言うことは、もう皆さんも大体想像ができると思います。
子供に学習をさせたければ、まず親がやれと言いたいですが、歴史を知らなかったところで、生活に困るわけでもない、と言われれば、まあそれまで返す言葉はありません。