2010年8月23日月曜日

通関検査でグッタリ

金曜日に時間が無くて月曜日に持ち越しとなった通関検査。
朝から1トンのトラックを仕立てて、税関の職員さん2人と海運会社の保税倉庫から荷物を引っ張ってきて検査となります。
ちなみに廊下や階段を歩くときは、必ず荷主の前後に一人ずつ税関職員が付きます。何かの容疑者っぽい扱いで、ちょっと気分悪いですが、検査が通るまでは一応「疑わしき存在」なのでしょう。
しかし、今日は同行した職員さんは若い女の子二人ですよ。もし私がその筋の人間で、武器麻薬密輸やっていて、いきなり暴れ出したらどうするつもりなんでしょうか?どう見ても税関職員さんは武装していませんでしたよ。

さて実際の検査ですが、木箱を開梱してMAIIIをすべてトラックから降ろして、X線の機械に通します。
空港とかにあるのと全く同じです。 ただ空港のようにエアコンスペースではありません。扇風機もない暑いところです。

問題は、木箱の開梱からトラックから降ろしてX線の機械に持って行くまで、荷主がやるということです。45kgの鉄の塊をすべて一人で手下ろしです。
X線の機械から出てきたものを、またトラックの荷台に積むのも、荷主の仕事です。

45kg x 12台 x 2(荷下ろし+荷積)=1080kg。一体どれだけカロリーを消費したのでしょうか。
最後に倉庫に荷下ろしも1回加わりますので、 総合計1620kg。

今日も非常に暑い一日でしたので、一言で言えば

「おそらく地獄でも、もうちょっと楽なんじゃないのか?」

そんな感じです。こんな暑い日に暑い場所で、誰が見てもアンポンタンです。

税関職員さんは、決してニヤ笑いをしながら私が積み卸しをしている作業を見ていたわけではありませんが、1台運ぶのを手伝ったらギブアップしていました。慣れていない人にとって、45kgという重量は「ちょっと手伝ってあげましょう」というノリで持てるものではありません。

最後など私も鬼のような形相で、ゼーゼー言いながら、死にそうな思いをしてやっと積み込みました。その足で税関のオフィスに戻り、

「これ以上、通関書類の事で細かいことをヒトコトでも俺に言ったら、その瞬間にこの場で大暴れする。もう何の未練もない」

という決意が体中にみなぎっていたのでしょうか、足りない書類があったらしいのですが、職員さんが一階下の事務所にある書類を走って取ってきてくれました。

というわけで、本日無事、通関終わりました。