2013年6月23日日曜日

幅広ストラップの試作

昨日の続きです。


とりあえずこんな感じの形状で線を引きましたので、これをカットしてみます。


カシメは本来必要ないのですが、折り曲げ時の位置合わせで仮につけております。
カメラのストラップは、カメラに傷がつかないよう、なるべく金属部品を使わないのが基本ですね。


ラグカバーの部分が大きいと、小さいカメラにつけたときに鬱陶しいですから、このぐらいの大きさで良いと思います。



試作3個目。


ストラップ部分のテープより1.5mmほど幅広です。


先ほどのものとどちらが良いとか何ともいえませんが、革の端を揃えるなら多少幅広にするしかありません。



試作4個目。カットしてくれない部分があるのは、ここがベジェ曲線のためです。


丸みを帯びさせてやると、先ほどの角張ったものと比べて、テープ幅と剣先幅の違いが多少目立たなくなるような気がします。


この多少丸みを帯びさせた方向で進めて参りましょうか。


こういう型押しも入れようと思えば入れられます。
アクリルをレーザーで削ればすぐに出来てしまいます。




試作5個目。
リングカバーの形状を多少いじってみます。


ちょっと細すぎかな。もうちょっと太くても良いですね。




 試作6個目。
リングカバー部分を多少太らせてみます。


これがベストとは言いませんけど、まあ、良いんじゃないでしょうかねぇ。


比べるとこんな感じです。
だいぶ雰囲気が変わりましたね。こうやって変化を見ると、試作というのは結構面白いもんだと思います。
まあ、どっちが良いか、というのは好みですけどね。

ここでちょうど午前中が終わりましたので、昼からは、刃型を曲げていきたいと思います。




日曜日なので、ずいぶんチンタラ仕事をしてしまって、2時半になってやっと3つの刃型を曲げ終わりました。


やっぱり刃型でカットすると、カット面が実に美しいです。ピシッとしますね。



裏はスエードを貼ってあるので、カメラボディに優しいです。


これはもしかして、と思って、ストラップ部分を短くして輪っかにしてつないでみたら、リストストラップになってしまいました。

何と!同じ部品でショルダーストラップも作れるし、リストストラップも作れてしまいます。1セットの刃型で2度美味しいという、作った自分でも想定外の驚くべき結果になったのでした。



あとは、ショルダーパッドを試作しようかと思いましたが、今日は日曜日ですし、ここまでにします。