2013年6月5日水曜日

革製のマウスパームレストを作ったのですが



今年の初め頃に試作した革製のマウスパームレストですが、内部の詰め物を色々試してみて、一番心地よいものを選んで、さあサンプル写真をとって販売しようかと思ったところ、サンプル写真を撮るためのマウスパッドが無いのです。

マウスパッドになりそうな適当な大きさの刃型もないので、せっかくだからマウスパッドも作って売ってみるか、ということで、また刃型を作ります。
マウスパッドの大きさは150mm x 220mmぐらいでいいかと思います。また貼り合わせで作りますので、今度は荒裁ち用の刃型も作らないといけません。

一つ物事を進めようとすると、なかなか面倒なことです。


早速刃型を作りました。刃型の左にくっつけてある四角のバーは、刃型が裁断板に齧りついた時にテコを使って救い上げるためのものです。ウチの油圧クリッカーはちょっと特殊なもので、ちょくちょく裁断板に食い込みますので、これが必要なのです。

とりあえず4mm厚の高級な極厚革をカットして、8番糸で縫ってみました。



マウスのパームレストはブライドルレザーのブラック。

何これ?作った私もちょっと驚き。もうゴメンナサイって言うぐらいの渋いコンビになってしまいました!
このパームレストもブライドルレザーで作ると何ともいいものですね。立体物というのは醸し出す存在感が全く違います。どうです、これ?3Dデザインから、成型型の切削、刃型の製作、縫製まですべて当店内製ですよ。すべて外注したら大変な初期投資になりますけど、すべて自分で出来れば案外気楽な投資額でできます。


まだサンプル写真を撮っていないのですが、このペントレーをブライドルレザーで作って、


そしてこの万年筆トレーもブライドルレザーで作って、デスクマットはまたこれも革で制作して、高級なデスクに置いて、革製のコースターに高級なウィスキーをストレートで入れて、チビリチビリとやったら、そこは完全なリッチな男の異空間になりますよ。きっと満足度100%。

この万年筆トレーは、写真だとわからないと思いますが、万年筆用に1°のテーパーがつけてあります。万年筆が安物なのが残念ですが。

これはぜひ高級なデスクで使っていただきたい組み合わせですね。ウチはそんな高級なデスクなどありませんので、友達のところに行ってサンプル写真を撮ってこないといけません。