先日の投稿 新しいレーザー加工機のセットアップ の続きです。
小型のレーザー加工機というのは上の図のような感じで、レーザー出力管からレーザー光線を発振して、ミラーでレーザー光線を曲げながら、テーブルに載せた加工物にレーザー光線を当ててカットするというものです。レーザー光線が走るのは上の図にある青い線のような感じです。
そういうものですので、光軸がきちんと合っていると言うことが大前提となります。光軸が狂っていたらレーザー光線が所定の位置に飛ばず、カットが出来ないぐらいならまだ良いですけど、あらぬ方向に飛んで事故を起こしたら大変なことになるわけです。
ちなみに私も光軸調整中にレーザー光線を指に当てて火傷しました。調整中の弱いレーザー光線ですから良かったですけど、加工で使うぐらいの出力で当てたら指が飛んでましたね。恐ろしいことです。
まずそもそもなぜ光軸が合っていない状態で納品されてくるのか、それがまず大きな疑問ですが、まあそういうものなのです。何と言っても値段が値段なのです。きちんとしたものが欲しければ日本製を買うべきなのです。
こんな感じで、ミラーに紙を貼り付けて、レーザー光線を軽く当てて、
ミラーの角度を調整しながら光軸を合わせていく、というこれまた大変な手間が必要になります。
丸一日は色々悩みながら調整したのではないでしょうか。
やっとこれぐらいの状態になりました。
あと、初めからついてくる消炎用エアーコンプレッサーの出力が弱くて、加工中に結構炎が上がるので危険です。私は大きなエアーコンプレッサーからエアーを引っ張ってきています。
結局、ある程度手を入れ直さないと使えないわけです。