オーディオが好きな方は恐らく誰もが知っていると思いますが、スワン型というスピーカーがあるのです。そんなの知らんと言う方は、こちらのリンクをクリックして画像を見てください。基本的に自作するものです。
この特徴的なスワン型スピーカーですが、作るのも大変ですけど、何とか作ったとしても今度は置き場所に困るのです。日本の住宅事情から言うと正直邪魔なんです。しかし一生に一度は作って鳴らしてみたい、そういうものです。DIY精神をくすぐるスピーカーなのです。私も作ったことはありません。
そこでだ!フルサイズがダメならミニサイズにしてデスクトップに置けるミニスワンを作ってしまえばいい、ということで企画してみることにします。
ただミニサイズにすると、フルサイズと比べて低音が出ないという突っ込みがあるかと思いますが、そんなの当たり前なのです。2インチのフルレンジ(FREQUENCY RESPONSE 160-20K Hz)をつける前提でやりますので、低音とかそんなこと求めるのがそもそも間違っているのです。だいたいホーンロードなど低音を響かせるには短いです。デスクトップ上でスワンの独特な形状を楽しむ、それでいい、そう割り切っていきます。
板取り図からCADでトレースして、バーチャルで組み立てて、Scale 3Dで立体的に大きさを縮めてしまいます。板厚は5.5mmを想定。
形だけは立派なスワンになっています。
サイズは短辺長辺各135mm程で、何とかデスクトップでいける大きさです。高さは370mmと少々迫力があるものになります。
ミニスワンというのは、実は作っている人がいるのです。探せば出てくると思います。同じものを作っても仕方がないので、ここで私は一工夫することにします。
きちんとズレずに組み上げられるように、可能な限りすべてパーツを上の画像のように入れ子にする。これなら順番さえきちんとしていれば、誰でもカッチリ組み上げられます。
この入れ子合わせの設計は2次元でも出来ないことは無いですが、相当しんどい作業となります。3次元だとだいぶ楽ですが、それでも多少しんどいです。
そしてフルレンジユニットは、TangBand W2-803SMを前提にやってみます。
AURA SOUND NSW2-326-8Aも入手しやすいので、このあたりの選択もまた考えてみます。
と言うわけで、ミニスワン型スピーカー、時間があるときに進めてみます。
AURA SOUND NSW2-326-8A