2014年5月22日木曜日

レーザー加工機、排気の改良

先日中国から引っ張ってきたレーザー加工機ですが、別に壊れているわけではないのですが、やっぱり気に入らないところが多いのです。
まず気に入らないのが排気。レーザーカットというのは、ぶっちゃけ言ってしまうと焼き切り。皆さんも太陽光を虫眼鏡で一点に光を集中して紙に穴を開ける、ということを子供の頃にやったことがあると思いますが理屈はあれと完全に同じです。焼き切りですので、煙が発生して、その煙を排気しないといけないのですが、排気用のブロワーのパワーが大概弱いのです。排気が足りないと本体内に煙が充満してレーザーのパワーが落ちるのです。
これは中国製だけではなく、日本製でも同じです。たぶんうちで使っている小さなレーザー加工機だと400wとか500w程度のブロワーがついてくると思うのですが、正直全然足りないです。普段使っているレーザー加工機は400wブロワーを2台つけて強制排気しています。

今回500wのブロワーがついてきたのですが、全然パワーが足りねえよこんなの、ということで、もう少しでかいヤツに交換してやることにしました。ただこのブロワーというのは、日本製だと高いです。400w程度で35000円ぐらいします。1kwぐらいになると10万円超えます。気軽に交換できる金額ではないですね。ということで日本製は却下。また中国製にすることにします。


と言うわけで、送料込み120ドルぐらいで買ってきました。送料込みと言うところがすごいね。10万円以下なので、輸入時に税金もかかりません。これが実際に使ってみて、きちんと使用に耐えるものなら、3台ぐらい買っておいても良いです。


1kwぐらいが欲しかったのですが、なかったので、750wで勘弁してやることにしました。これで足りなければ500wと2台並べて使えばいいです。

なぜ中国製という選択になるのかというと、日本製だと200w単層電源で使える機器というのがほとんどないのです。100w単相か200w三相ぐらいの選択しかありません。100w単相だとアンペア数が高くなって、夏場は容量が足りなくなるので200wが良いのです。そしてウチは三相電源を引いていないので、三相は困るのです。


電源は220w単層なのですが、コンセント形状が違うのです。


コンセントを交換します。


1本はアースです。アースのことはまた考えることにします。


きちんと梱包してこないので、輸送中にどこかにぶつかって変形しているところがあります。値段が値段なのでこういうことを想定しておかないといけません。怒ったらいかん、怒ったらいかん。


パイプ径を合わせるのに通常レジューサーというものを使うのですが、探してくるのも面倒なので、ステップアップアダプタらしきものを自分でカットして異径パイプを接続します。自分でカットすると言っても、このレーザー加工機でカットすれば良いのですから、手間が省けます。


とりあえず交換は終わりましたが、排気パイプの位置が気に入らないので、レーザー加工機本体に穴を開け直して排気の設計自体を直すことにいたします。まだまだ道を続くのです。