2016年9月1日木曜日

Rhinoceros Single Surface Modelingネタ続き2

前回 http://aki-asahi.blogspot.jp/2016/08/rhinoceros.html の続き

何でいきなり3Dモデリングに目覚めているのかというと、3Dプリンターを買ったんです。台湾のデザイナーの友達が、ローエンドよりちょっと上の3Dプリンターを買って、「なかなか良いぞ!」というので、同じものを台湾から注文したのです。でも、すぐに来ねえんだよ。よっぽど売れて製造が追いつかないのか、もしくはその逆で、売れないから注文が入ってからボチボチ作っているのか、どっちか知りませんけど、一週間前にポチッたけどまだ発送の連絡も来ない。仕方がないから3Dモデリングでも練習しておくかと、そういうことですね。

ライノという3Dモデリングソフトウェアを、私は普段何に使っているかというと、聞いて驚くな?カメラ貼り革の採寸に使うための2D CADだよ?それって、全然使う目的が違うだろうが!(笑)。でも制御点をいじれて、コマンドを自由に好きなキーに割り付けが出来るような使い勝手の良い2D CADなんてそうそうないんだよ。だからライノを2Dで使うとすごいオペレーションが速くて気分が実に良い。それで16万円も払う価値があるかというと、難しいところだけど、これ以上使いやすいCADは(私が知らないだけだろうけど)見たことがないから、これ以外のものに移行する気には更々おきない、そんなもんです。要するに16万円+バージョンアップ7万円ぐらい払った価値は、私にはあったということですね。7年も毎日のように使っていれば、1年あたりの金額はそれほど気にならなくなります。

そういうわけで、久しぶりにライノ本来の3Dモデリングをやるとするか。
シングルサーフェスでモデリングを練習するのがミソなのです。ポリサーフェスでやったっていつまで経っても上手くならない、というのは過言ですけど、ポリサーフェスでの描き方はYoutubeにいくらでも載ってます。大変参考になるビデオが多いのですが、ビデオになぞってやっているうちに、ポリサーフェスのモデリングは大体どれも、面張って、つなぎ目はBlendSurfaceしてフィレットかけて、という感じで、基本的にやっていることはツギハギなモデリングで、大概どれもこれも似たり寄ったりの事をやってるのだなぁ、と感じてくるわけです。

さてと、今日はまずこれをやるか

http://rhinoman.exblog.jp/20848994/
おまんじゅうに四角い刻印



たぶん、これで良いと思います。もちろんシングルサーフェス。



シングルだから制御点が出てますよ。

ぷっくりスターが描ければ、それほど苦労はしませんでした。



次はこれ行くか。
http://rhinoman.exblog.jp/18615407/
新星



半球でやってしまった。しかもちょっと向きが違うな。後でやり直すとするか。



シングルで描けば、何があろうと制御点が出ます。



そして、これ
http://rhinoman.exblog.jp/25182836/
キンク



これで良いのかな?キンク使わなかったけど、出来ました。

さて今日は一日、シングルサーフェスモデリングの練習をいたします。



http://rhinoman.exblog.jp/18217594/
スプーン



何とか似たようなものが出来上がりましたです。




http://rhinoman.exblog.jp/19781963/
力試し?







これは割と簡単な気がします(これで正解というのなら)。モデリング5分。
ゼブラで見ると、変な折れ線はないようです。



http://rhinoman.exblog.jp/22338829/
一つ星



捻りすぎてますね。



ここまでは難易度なしということですので、割と簡単なわけですね。
しかしその次の難易度高いのが出来ないよ。特異点を90度にキチッと移動出来ません。とりあえず今日は諦め。



ライノのコマンド数は一体どれだけあるのだろう?と調べてみましたところ、800個ぐらいあるそうです。私は100個も知っているかなぁ、という感じですが、その割には制御点を弄るコマンドは少ないんじゃないの?という気がして、またあれこれ調べてみましたところ、下のようなページが見つかりました(私はこの成島様のブログを全部読ませていただきました)。

http://ameblo.jp/evance-dg/entry-12101788914.html

その一段を引用すると

初めJCADから入ってライノに乗り換えた人たちは、このタブーを破って、どしどしとサーフェスの制御点をいじって、面白い結果を出していく訳であるが、これは、ライノの開発チームもおそらくは、想定外だったと思う。

Youtubeでライノモデリングのビデオがたくさんありますけど(英語が多い)、ほとんど制御点を弄ってモデリングをしているのがないです。オルガニックなモデリングは大概T-Splinesを使っています。要するに力尽くなモデリングで、外人のライノモデラーは制御点を知らないのか?どうでも良いんだけど、もしかして日本人のライノモデラーだけなのか、そんな気がしてきたのでした。