2015年5月3日日曜日

Bali Kamis物語 その2: バリで仕事がしたい Vol.1

バリ島在住20年である店主の配偶者に何かバリの身近なことを書いてもらうことにします。
名付けてBali Kamis物語 (Kamisはインドネシア語で木曜日)。

前回のは Bali Kamis物語 その1



バリで仕事がしたい

20年近くバリ島で仕事をしてきた私が言うのもどうかと思いますが
はっきり言ってバリ島で仕事なんてお勧めは致しません。

まず、お給料が安い!10万円もらえれば悪くない、下手すると5万円以下なんてのもありです。
福利厚生なんて無いも同然、年金?保険?どこの国のお話でしょうか・・・・・・・・。
数か月で辞めますなんて言うと、ほとんどの会社はヴィザ代金を請求してきます。
(全ての会社の話ではありません、うちは違うぞと言う方は他の会社の話だなと大きな気持ちでお読み下さい)

お給料安くてもいい、バリに住んで見たい!なんて考えちゃあいけません。
仕事は労力に見合った給料をもらって初めてやる気が起きるものです。(まぁそんな説教いらないよね)

というか何もできない人が、日本人だからってだけで現地人の最低賃金設定金額が2万円前後の国で20万も30万もお給料頂ける訳がないのです。

ここ数年は会社の人事も兼ねていましたから、日本人スタッフの募集から面接までやりました。募集をかけると、いろいろな人が応募してくれます。

32歳、未婚女性 バリが好きで年数回渡バリしています。今は観光ヴィザで職探中

・・・・・・・・あぁ、バリで恋に落ち(※店主注:ビーチボーイに引っかかった)、年数回彼の元に会いに来てたけれどやっぱり毎日一緒にいたいって事で、仕事探してるんだ、と勝手な想像をしながら、うちで働いてくれそうないい人がいないか探すのもなかなか興味深いものです。

面接までこぎつけても、面接にビーチサンダルをはいてくる人、ジーンズで来ちゃう人まぁ、いろいろです。世間からみたらうちの会社はビーチサンダルレベルなんだって考えてしまいそこで仕事をしている私はどうよ・・・とちょっと自分が情けなくなり、落ち込んじゃったりします。
バリだから、ジーンズ、ビーチサンダルで面接しても問題ないなんて考えちゃあいけません。人は外見から判断するもんです。バリ島でもちゃんとスーツで面接受けましょうね。

私は20年の間にホテル、航空会社などでも仕事をしてきました。外資系ホテルでは日本人はせいぜいセールスマネージャー止まりです。しかも契約ですから、業績が上がらなければ突然契約破棄される事も・・・・。何の保証もなく厳しい世界を生き抜かなければいけません。

バリ島で仕事が出来たら、毎日サーフィンしながらお給料も貰えて・・なんて甘い事考えているあなた

バリ島でもまじめに仕事をしないとそれなりのお給料は貰えないのです。当たり前と言えば当たり前の事ですけどね。