2009年12月8日火曜日

オリンパスのすごさ

昨日からE-P1ケースの再販を始めたのですが、今回はオーダーストップせずにやるつもりです。
ここで、オリンパスのすごさということを一度読者の皆さんにぜひお伝えしたい、ということで書いてみたいと思います。別にオリンパスの太鼓持ちをしたいわけではないです。

基本的に当店なんてのは、よく言えばオリンパスPenとかOMとか生産中止されて、メーカーもサポート義務がないカメラの、特に貼り革を、勝手にサポートして販売していると言えますが、悪く言えばオリンパス製カメラの革やケースをオリンパスの許可も得ずに勝手に売っている業者で、メーカーから大目に見てもらっている程度のものです。要するに、オリンパス陣の周りに群がっている足軽以下の雑兵程度のものと言えると思います。

オリンパスはそういう業者でも、オリンパス製品を(ある意味)盛り上げてくれるサードパーティという見方をしているようで、本心でそう思っているのかどうかは私にはわかりませんが、実際そう言っていただけました。

先月、東京で行われたオリンパスのフォトパス感謝祭というイベントに当店なんかも呼んでいただいたのですが、 これがまた驚きでした。20人ぐらいオリンパスの社員さんたちがいたと思うのですが、全員が全員揃いも揃って、礼儀正しく、恐ろしく腰が低く、言葉遣いが丁重で、それでいて気さくで、大企業なのに誰も威張ったりしていません。20人もいれば、普通、一人や二人は「オレは大企業の社員ダゾ!」って感じの人がいるもんですよ。

当然イベントですので、接客に慣れている社員さんたちなのでしょうけど、私のように雑兵程度の業者にもまったく同じ態度です。私ははじめ、この人たち出入りの業者さんなのかと思いましたよ。でもみなさんオリンパスの本隊なのです。

終わりの方になると、さらに偉い方も顔を出されたりして、交換させていただいた名刺を見て
「この人、オリンパスのご家老レベルだよな...」と私が凍り付きそうになるぐらいの偉い方でも、全然威張っていません。普通、私程度では喋ることもできない方なのに、きちんと深いお辞儀までされて、気さくに話していただいて、すっかり恐縮でした。私などアゴで使っていただいた方が、却って落ち着くぐらいです。その方に関しては、まだ心温まるエピソードがあるのですが、まだ時効になっていないと思いますので、ここで書くのはやめておきます。

とまあこんな感じで、押しも押されもしない大企業なのに、誰も全然威張ったりしない企業。それが私が見たオリンパスのすごさです。私も若くて優秀でチャンスがあったら、オリンパス社員になりたかったな、そんな気になったのでした。