2016年3月29日火曜日

HBOドラマ「ローマ」のユリウス・カエサルは、、、

4年ぐらい前にレンタルビデオで借りて一通り見たHBOドラマの「ローマ」ですが、最近Huluにも上がってきて、家にいながらにして見られるようになりました。DVDを借りに行かずともスマートフォンをいじくれば、Crome CastでTVで見られるという実に良い時代になりました。
DVDレンタルは、借りるのはまだ良いとして、何と言っても返しに行くのが面倒なのです。人間は面倒な事と楽なことという2つの選択があれば、大概の場合は有無を言わず楽な方に転ぶというものなので、10年後にはレンタルビデオというビジネスモデルが無くなっている可能性が充分にありますね。これが時代の流れというものなのでしょうか。

さてこのローマですが、内容は探せば色々出てくるでしょうから、ご興味のある方は適当にサーチしてください。私はここで、誰も言っていない事を思い切って言ってしまいたいと思います。ローマを見ていない人は、何のことかさっぱりわからないと思いますが、まあいいや。

第2話には、有名なルビコン川を渡るシーンがあるのです。中国の古代戦争で河と言えば黄河か淮水が定番で、大河っぽい雰囲気なんですけど、ローマのそのルビコン川ってのが実にショボいそこら辺の小川で、ガキが釣りをしていたりするんです。あの有名なルビコン川がこれなのか?うーん、なかなか感慨深いです。



ドラマにはユリウス・カエサルが出てくるのです。これが、何とこの人に似ていると私は主張したい。



それは誰かというと、この方だ。美川憲一だ。ホント、似てるんだよ。
ドラマのカエサルはもちろんシリアスな役なんですけど、何か格好いいことを言っても
「何言ってやがる、このオネエがよぉ」などと茶々を入れながら見ると、倍楽しめる、、、かも知れません。

2016年3月26日土曜日

春休みの宿題

インドネシア人の養女が高校入学前の期間に学校から宿題が出ております。まあ数学と英語は自分で出来るのですが、問題は社会、理科、国語です。国語は割と古い文体で書いてある課題本を読んで感想文を書けというもので、こんなの読めるわけないのですが、わからない漢字を一つ一つ辞書で引かせて、文章を解説しながらやっていけば、まあ何とかなるでしょう。

問題は、社会と理科で、理科は習って来たことが違うのでやりようがないし、私も忘れているので手伝うことも出来ません。社会科はこれまた日本の歴史や地理、こんなことはインドネシア人が習っているわけがありません。日本人だってウジュン・パンダンがインドネシアのどこにあるか、とかシュリービジャヤ王国いつ頃栄えたとか普通わからないのと似たようなものです。

社会科は私が出来そうですので、これは私がやりましょう。やってみると日本史と世界史は学生の頃習ったことをなかなか覚えています。実に懐かしいね。我が高校の歴史教師は、こんな程度の教養でよく歴史の教師になれたものだ、という感心してしまうレベルの人間で、「おやおや、先生なのにそんなことも知らないのですか?不勉強ですね」と小馬鹿にしながら茶々を入れていた実に嫌な人間だった私は、こんな宿題は楽勝だと思いましたが、結構忘れてます。

地理は何とか都道府県の位置ぐらいは理解していないと今後困るでしょうから、小学生用の教材を買ってみました。



ドラえもんの社会科おもしろ攻略 都道府県がわかる (ドラえもんの学習シリーズ)

正直、日本語レベルがまだまだですので、文字ばかりの教材を見ても気分が滅入るでしょう。これは入りやすいです。ルビも振ってありますので、取っつきやすい。今は色々な教材があるのですね。



歴史は漫画でザッと理解させるのが一番だろうということで、
角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全15巻定番セット

これを購入。これは私が読んでも実に面白いです。早速私が読んじゃってます。

こうなると、私の方に学習意欲がわいてきて、こんなものまで買ってしまいました。



山川 詳説世界史図録 と 山川 詳説日本史図録



何とカラフルで資料が多く見やすく、そしてぎっしりつまった構成。



こんなのが300ページ以上という豪華な構成で、何とお値段1000円以下。もう卒倒しそうだ。
しばらくはこれで私が楽しめるという今時の教材です。

「おい、これ面白いからオマエも読め」と配偶者に言ったら、
「読書は気分がのらないとできないから明日やる」と、明日になっても明後日になっても一向に読みません。親がまず学習をするという手本を示さないと、子供はやるわけありません。この調子で15年やってきたので、学習が好きではない子供が出来るだろうと言うことは、もう皆さんも大体想像ができると思います。
子供に学習をさせたければ、まず親がやれと言いたいですが、歴史を知らなかったところで、生活に困るわけでもない、と言われれば、まあそれまで返す言葉はありません。




2016年3月23日水曜日

スニーカーのおばさん [店主配偶者]


20年バリに住んでいた間、ほとんど『靴』を履いたことがなかった。仕事でも『サンダル』でたまにパンプスを履くことがあるけれど大概の場合、素足にサンダル。プライベートではなおのこと『靴』なんて履かない。しかし、冬がある日本で1年中サンダルと言う訳にはいかず、冬には冬の『靴』がいるのだ。しばらく日本に住んでいなかったので、どんな格好をしたらいいのかちょっと戸惑いながら過ごしているが、昔から『スニーカー』があまり好きではない私は、実は私の人生のなかでほとんど買ったことがない。
20年ほど前に一足購入したことがあったが、なぜか似合わない。主人とアジアを旅行した際にちょっと履いたことがあるが、それ以来購入したことも履いたこともない。

日本に戻る決心をした際に決めたことは、どうでもいいことなんだけど『スニーカー(私の中でコンバースは別で、スニーカーという分別はスポーツシューズタイプのあれです)』は履かないと言うこと。若い時に似合わなかったが年齢を重ねることで似合ってくる物もあるが私の中で『スニーカー』だけはどうもしっくりこない。自分の『スニーカーを履いたおばさん』姿が想像しがたい。
どんな格好をしていても全く無頓着な主人と一緒ですからいいのだけれど、しかしなんというかまあ、『いくつになっても素敵な奥さん』で主人とお出かけしたいと思っている。

そう言えば、バリで旅行会社に勤めていた時の上司の田中さんは、主人と同類項のまったく無頓着な人物だったなあ。
仕事がらよくパーティに一緒に出かけることがあったのだけれど、仕事終了後会社でドレスに着替えて一緒に車で会社を出てパーティ会場に到着。ちょいとカクテルを飲んでる時、『あれ?いつの間に着替えたの??確か昼間は違う服着てたよね??』
それはないでしょ!あなた、、、まあ田中さんが上か主人が上かなんとも言えませんがね。

先日、富山の友人のところに高速バスで行ってきた。昨年の4月初旬に主人と二人で20年ぶりにに富山の友人のところに行ったのだけれど、途中休憩したひるがのではまだ雪が残っていたが、先日は雪が降っていた、、、。昨年の1月は名古屋も大雪で雪国に迷い込んだのかと錯覚した方もいらっしゃるかと思いますが、やはりひるがの、五箇山あたりは錯覚ではなく芯から雪国なんだなあ。錯覚ではなく芯からの人生を歩いて行かないといけないと雪を見て改めて感じた。





2016年3月19日土曜日

レザークラフト ワークショップ 続き

前回投稿したネタの続きです。

昨日名古屋銀行さんからTELがあって、私が提案したレザークラフトワークショップが人気なので、5月も開催決定で、そのネタを何か早いところ用意していただきたいという、大変ありがたい話になって、まだ1回目の分も用意している途中なのに、2回目のネタを作らないといけないという話になってしまいました。

1時間ぐらいで出来るもので、基本的に無料のワークショップで大きな予算が組まれているわけでもないので、なかなか頭を悩ませます。
メガネケースぐらいで行きましょうか、ということで早速サンプルを作ります。とは言っても一からやる時間もないので配偶者がボチボチ試作していたものを流用します。



うちだとミシンでグワーって縫ってしまうのですが、手縫いで出来るように構成を変更します。
赤ステッチで



縁から4mmでステッチのラインをつけましたけど、3mmぐらいのほうがスマートな気がします。



これだけですと味気ないので、チェーンをつけて見栄えを良くします。



そんなに必要なわけではないのですが、一応ホック止めにして取り出しやすくしております。これがなくてももちろん使用に大きな問題が出ることはありませんが、飾りの一種と思っていただいてもかまいません。

これでサンプルを出してみるとします。





2016年3月16日水曜日

Mamiya RB67 Pro S採寸 続き

前回投稿の続きです。
Mamiya 67 ProSをヤフオクで面倒な思いをして入手してきました。



美品と言っても良い状態です。使用感が感じられません。革を剥がすのは勿体ないような気がしますが、革は剥がれかけています。



67 Professionalとの違いは前面ProSのロゴ部分。



そしてウエストレベルファインダーのこの部分のようです。



そしてこの固体には645フィルムバックが附属しておりました。645バックは持っていなかったのでちょうど良かった。これも採寸をしましょう。
この他にも別タイプの67フィルムバックを落札しておりますので、それはまた到着してから採寸していきます。



ロゴの切り欠き部分のデータを作っていきます。



そしてウエストレベルファインダー部分のロゴの採寸。



大体こんなもんかな。



ピッタリでござんす。



サイドのパーツ形状が違うみたいです。



合うように線を引き直しました。



綺麗なようでも、革はやはり縮んでいます。



ボディが一段落しましたので、645フィルムバックの採寸にかかります。



また落札したフィルムバックが届きました。



RB67 Pro SDなんてのもあるのか、、、まったく気が遠くなってきた。当然SDというボディもあるようです。また探してくるのか、、、。
まあ諦めなかった人間が勝つ、というものらしいですけど、全部対応しようと思うと大変な苦労です。



こういうハッキリしない形状の採寸がとても手間がかかります。



制御点を弄りながら形状に合わせてデータを作っていきます。





2016年3月15日火曜日

レザークラフト ワークショップ

名古屋銀行に勤める高校の同級生から連絡があって、名古屋銀行が名駅前の新しいビルにサロンを作るので、そこで周知活動の一環として気軽なセミナーでもやって欲しいという依頼が突然入ってきました。もちろん私だけではなく、色々な方々が様々なセミナーをやるそうです。銀行という硬いイメージではなく、銀行に対して身近なイメージを持ってもらう目的で作ったサロンです。
※何か金融商品を売るための勧誘営業活動の一環ではありません。

銀行というのは、何をどうやっても硬い場所という固定イメージがあります。他人様のお金を扱うのですから、あまり柔らかくてもそれは困るんですけど、今まで通りの鉄板的に硬すぎるイメージだけではなく、気軽な部分もあるということを打ち出してみたい、そういう戦略のようです。その同級生は、高校大学時代と軟派で通し、「銀行マンというイメージからかなり遠いところにいる男」、もうどれぐらい遠いかというとザッと1000kmぐらい遠い、要は「遊び人風の男に無理矢理地味なスーツを着させて、何とか力尽くで銀行マン風に仕立て上げている」そんな感じで、まさに適任だろうということで、そのサロンの仕事を任されたのだと思います。適材適所とはこの事だな。名古屋銀行の人事は実に人を見る目があると感心したのでした。

セミナーって一体何を話すのだろうか?と思ったのですが、こんなことをやって欲しいというのです。



うーん、これはなぁ、、、。田中長徳先生がやれば押すな押すなの超満員になるでしょうけど、私が話したところで誰も来ないのが目に見えてます。普通に考えて一体誰が俺の話なんて聞きたい?という感じです。定員が集まらず名古屋銀行の行員さんや私の身内がサクラで参加して何とか体裁を繕うぐらいのことが関の山で、惨憺たる結果になるのは予想に難くありません。「まあ、一回目はこんなもんですよ」とか慰められて立つ瀬なし、惨敗の敗将姿、そんな姿がありありと目に浮かびます。

こんなつまらなそうなセミナーはやめたほうが良いです。ちょっと材料費を追加してもらって、レザークラフトのワークショップぐらいにした方が絶対にお客さんは集まります、と力説して、サンプルを持っていってもらって検討してもらった結果、それが通りました。


それがこれ。会場もそんなに広いわけでもないし、予算も制限があるので、とりあえず10人で行きましょう。問題は刃物を使ってはいけないという条件があり、糸を通す縫い穴も私が開けていくというものです。面倒ですが、それは仕方がありません。

それでも10人集まるかなぁ、なんて思いながら準備していたところ、先ほど電話があり、レザークラフトワークショップは大人気で10人定員は即完売(無料ですけど)なので、15人でもいけそうですか?という打診がありました。OoooooooOKですとも!



まあ金を払ってまでとなるとちょっと二の足踏みますけど、材料費参加費は名古屋銀行持ちで、割と格好いい革絞りのペンケースを作って持ち帰られるなら、迷わず即参加でしょう。

ほとんど縫うだけの状態の材料を用意して持っていくのですが、15人もいれば2人は作っている途中に壊してしまったとか、不測の事態も想定して、出来なかった人には完成品をお土産にして持たせるぐらいでないと不満が出るでしょうから、全部で20個ぐらい用意して行くことにします。

好評なら全3回ぐらいやるそうですので、次回があるようでしたら、あらかじめここでもアナウンスしますので、名古屋近郊にお住まいで希望される方はぜひご参加ください。これはマルチの勧誘ではなく、名古屋銀行がイメージアップに開くサロンですので、別にここで何かを売りつけられたりしませんし、強引な営業もありません。ただ色々な事情で1回のみで打ちきりという可能性もありますので、その時はご容赦ください。




Zorki-6 貼り革

Mamiya RB67 プロフェッショナルの貼り革の続きをやりたいところですが、販売するならProSもついでに作らないと面倒な事になるので、ヤフオクで落として現物待ちです。
手軽に入手するならヤフオクが一番なのですが、何と言ってもオークションはやりとりが面倒くさいというのが難点です。
発送先を伝えて、送料を教えてもらって、決済して、ものが到着したら連絡をして、最後に評価もして、という、一体何回やりとりがあるのだろうか?と考えるだけで面倒くさくてかなわないです。商品を選ぶのも入札と競り合いは面倒なので「即決あり」を最初に探して、なければ残り時間の短いものを入札するという、ものを買うだけの事にこれだけ手順を踏まないといけないのかと気が遠くなります。でも、中古カメラの多さはヤフオクですから仕方がありません。

さてRB67プロと別タイプのフィルムバックが届くまでは別のことでもやるかと言うことで、ああそういえば10年ぐらい前にZorki-6の刃型を作ったまま放置しておいたものがあったので、それをやることにします。



刃型を作ったけど、放置してあるというカメラもちょくちょくあるので、このあたりもきちんと出さないといけません。

また例によって、そんなに売れるものでもないけど、並べておけばそのうちにたまに売れたりして、10年ぐらいの長期スパンで見ればきちんと利益が出ているという「別に売れなくてもいいや」的な期待度低でお気楽な商品です。売れない商品でも100種あれば、全体的に見ればそれなりに利益が出る(リスク分散)。商品はとにかく並べておくことが肝心、そんな感じです。



3ピースの革ですが、数個のZorki6を検証したところフロント右のピースがどうやら2種類あるようだという事がわかり、ご丁寧にもその2種類分の刃型を用意してあります。もしかしたらもっと種類があるかも知れませんが、それはもうその時にまた考えるという方向で行きます。



まあこんな感じですね。



裏蓋を開いてみると、光線漏れを防ぐためにモルトを貼った方が良いような構造です。



モルトプレンではありませんが、植毛素材が貼りつけてあります。これがオリジナルなのか、後から貼り付けられたものなのかはわかりませんが、実際のところ光線漏れは起きるだろうと思われます。ついでに専用モルトも作るとするか。専用モルトとなると更に売れなさそうですけど、まあいいや。

一体、何が面白いのだかこんなことを延々と続けて、「何かダイナミズムに欠けるつまらなそうな人生だな」と思われる方も多いかと思われますが、そう言われると私はもう返す言葉がありません。たまに「仕事は面白いですか?」とか聞かれることがありますけど、正直、普段は別に面白いとか思ったことがないです。たまに面白くてやりがいがあることもある、そんな感じです。





2016年3月12日土曜日

Linhof III, IV, V

リンホフの貼り革キットががとりあえず3種類終わりました。

Linhof Technica III貼り替えキット(http://aki-asahi.shop-pro.jp/?pid=99908306)






価格は5500円税送料込み~。

これ以外のタイプのリンホフをご希望の場合はご相談ください。うちにないリンホフのタイプに限り往復送料ぐらいで貼り替えをさせていただきます。





革装辞書

昔、革装してある辞書というのがありました。たぶん今でもオプションで革装というのがあるとは思いますが、あまり見ないですね。コンサイスのポケット辞書なんかで表面が革巻きというか革張してある辞書というのは、古くなると何とも味が出て格好良かった覚えがあります。

今回、うちの養女用にインドネシア語-英語/英語-インドネシア語の辞書(Tuttle Concise Indonesian Dictionary: Indonesian-English English-Indonesian)を買ってきたのですが、値段が値段だけに($13.70US+送料)表紙が弱々しいペーパーバックなのです。ということで革装にしてやれと言うことで、余っている革を巻いてやることにしました。



元のペーパーバック状態の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、まあこんな感じ。かなり渋くなりました。レーザーで名前まで彫っておきました。

しかし、これではまだ今一つだな、ということで、さらにグレードアップしてやります。



ベルトをつけてやれ、ということでこれまた余っている革を、適当は刃型でカットして、何とベルト部分は表裏貼り合わせ+縫い合わせ、という豪華バージョン。



ホック止めにしようかと思いましたが、それは凸が出てしまって良くないだろうと思い、ベルト通しにしました。



これならベルトもそれほど邪魔にならなそうです。



裏は縫い合わせてベルトを固定。



なんかちょっとだけ高級なバイブルみたいになった。おお!これはなんかちょっと良いぞ。
私が欲しいぐらいです。

もらう方としては、こんなものよりも新型iPhoneが欲しいというのが正直なところでしょうけど、まあそんなものです。

しかしながら今後、母語であるインドネシア語は、日本では使う機会がほとんどないだろうし、日本の高校に入るので日本語が母語になるというか、そうならないと社会に出られないというか、社会に出るぐらいは出来るだろうけど、母語のインドネシア語だって中学を出て日本に来たから決して大人レベルではないわけです。英語は平均的な日本の中学生よりは出来るとは言え、これも大人レベルではなく、とにかく現状では日本語を大人レベルにしていかないと、きちんとした母語がない人間になってしまう可能性があるわけです。
我々日本に住んで生活している人間にはあまりピンとこない話なのですが、きちんとした母語がなく、マルチリンガルなんだけど、どの言語も中学生レベルでしかないという人というのは、世界には案外多いです。そういう人と話せばわかりますが、物事の理解がものすごく浅く、単純な事柄は理解できるんだけど、抽象的な概念になるとさっぱり無理だってのがたくさんいるんです。田舎の中学生と話をしているみたいで、人柄は良いんだけど、物事の判断基準として「良い悪い」とかの表面的なもの以外にももうちょっと何か掘り下げたものがあるんじゃないのか?と言いたくなるのは、まあ日本人でもいっぱいいますけど、きちんとした母語ってのは大切なんですよ、とそういうことです。

うちの養女もなかなかしばらくはなかなかしんどい時期を過ごしそうですが、まあ本人が努力する以外にはこれと言った方法がない、という難しいところです。



2016年3月10日木曜日

レーザー発信管の交換

当店で使っているレーザー加工機のレーザー発信管の寿命は公称8000時間で、実際はその半分ぐらいではないかと思います。2014年7月30日に使い始めて恐らく4000時間も使っていないかと思いますし、現状まったく出力が落ちたという感じはないのですが、予備を2本購入してあり、何年も使わずに放っておくと、予備管のCO2ガスが抜けてダメになってしまうかも知れないということで、本日交換をしてみました。



古い発信管を外していきます。



鰐口グリップで配線をしてあるところが泣かせますが、まあとりあえず問題は発生していませんので、これで良いのでしょう。



2カ所で固定してあるだけですので難なく外せます。



水冷ですので内部に水垢がたまって汚いですが、まあ仕方がありません。
出力は最大85%ぐらいで使っておりますし、水冷で冷やすますのでなかなか心強いです。空冷のレーザー加工機を使っていたとき、20万円もするレーザー発信器が長時間使用(朝から晩まで4日ぐらいの使用)で出力が落ちてダメになったときは、正直泣きました。これは一本8000円ぐらいでしたけど、こっちの方が丈夫っぽいのは、まあ何と言ったら良いのかな、実に力が抜けます。



安いのにはわけがある、、、中国製だからです。でもバカにしたものではありません。
40wですが、うちの使い方でしたら30Wの出力で充分のような気がします。レーザー管は出力が小さい方が細い光線が出て、使う目的によっては小さい出力の方が使いやすいのです。



新しい発信管です。



外した手順の逆をやってセットアップします。
大した仕事ではありません。30分ぐらいで交換できました。



発信管を交換したら光軸の調整をしないといけません。



所定の位置にレーザー光が走っているか確認をしながら、ミラーの角度を微調整します。

※大変危険が伴う行為です。

レーザーのテスト光をチョイチョイと出し、的に当てて焦げ跡を見ながら角度調整をするのですが、弱いテスト光とは言えレーザー光が皮膚に当たったりすると火傷しますし(経験済み)、目に当たったりしたときには目が一瞬にして潰れます。



最終ミラーの調整です。


レンズで集光したミラーが丸い円を描いているか見ながら微調整をします。



実際にモルトをカットして、問題が無いか確認してみます。



OKのようです。新品のレーザー管でしばらく気分が良いことでしょう。