給付金で購入した電動アシスト自転車に乗って2ヶ月となりました。
往復6分の通勤、近所の郵便局に行く往復6分、ジムに行く往復40分、雨が降る日以外はすべてこれが役に立っています。この電動アシスト自転車というものを考えた人は天才ではないかと思います。坂道で自転車を漕ぐ根性のない私のような人間でも、普通に自転車で移動する生活に変わります。これだけ便利なものは免許を返納した老人に無料で配るべきだと思いますよ。
これに乗り始めてから何と一回もガソリンは入れていないので、2ヶ月も全くガソリン代はかかっていないです。このままガソリン代がかからない生活をしていると、次の確定申告時に税務署に怪しまれてしまうのではないか?そんな心配さえあります。
毎月数千円のことですが、実にエコロジーを地で行っている生活になったのでした。
私の理想する生活は、金のかからない生活=余分に仕事をしなくていい生活。
金を余分に使いたいために、余計に仕事をするなんて、そんなバカバカしいことは金輪際したくねえよ。しかもこのコロナ騒動で、世の中全体がバリバリ金を稼ごう、という雰囲気ではなくなっているような気がしますし。果たしてそれで良いのだろうか?と思いますが「そんな事どうでもいいし、私には関係のない話だ」。
こうなると往復40分かけてジムに通うのが面倒になってくるので、片道10分のところにあるジムに通うことにしました。ジムというより、フィットネスルームの他にプールがあって、風呂サウナ、電動マッサージ椅子があり、新聞も置いてあるスポーツクラブ+中高年の社交場みたいな感じのところでしょうか。
ちなみにこのスポーツクラブはシニア層が主体で、風呂はちょっとした銭湯ぐらいの浴場です。ざっと見た感じ1/3ぐらいは風呂だけ入りに来ている感じがします。フィットネスルームにいる人間よりも浴場にいる人間のほうが多いぐらいですから間違いないです。月会費10000円弱ですから、定休の火曜日以外は風呂だけに入りに来ても割が合うからだと思います。こんな感じですから若いガチ勢のトレーニーは非常に少数派と思われます。
ぶっちゃけ言うと、体つきからして明らかに運動不足の中高年がタラタラと軽く運動をしているヌルーい雰囲気が漂っており、若いガチのトレーニー勢がここに放り込まれたら憤死しかねないような環境です。私もどちらかと言えばダラシナイ中高年ですので、これぐらいの雰囲気のほうが肌にあっている気がします。ただ稀に目の醒めるような見事な懸垂をグイグイとやっているオバサンがいたりするので、馬鹿にしたものでもありません。トレーニングマシンは一通り揃っておりますので、真剣に体つきを変えてやろうというトレーニングをやろうと思えば十分可能です。
これで私の人生は自転車で10分で回れる範囲にほぼすべて収まることになりました。大体半径2km以内です。世界はとてつもなく大きく広いのに、何と半径2km圏の人生、それでいて特に何も困る事はない。何と素晴らしいことだろうと思ったのでした。