2012年10月15日月曜日

通関の準備

先週立て続けに2回海運の荷物が入ってきて、通関の準備と言いましょうか、輸入申告書を書いております。
通関はこのブログで何度も書いていますけど、キオスクというPC端末が装備してある税関だと、輸入申告書を書く必要はなく、キオスクでチョイチョイと必要事項を打ち込めば、ものすごく簡単に手続きができます。

今回の荷物のうち、1つはキオスク端末がある税関の管轄圏の倉庫に荷物が入ったのですが、もう一つの荷物はキオスクがない税関の管轄倉庫に入ったので輸入申告書という、大層面倒な書類を書いて持って行かないといけません。


前回の申告書を見ながら税金の計算をしながら記入していきます。

記入した申告書を税関に持って行くわけですが、またこれが煩雑なのです。

まず税関にいる相談官という担当者に見せて、申告書が間違っていないか確認しながら、わからないところは書き足しながら、申告書を作り上げて審査官に提出します。審査官が審査して、間違っているところを訂正して、OKが出ると収納課というところに持って行き、そしてそこにいる担当官がすごく時間をかけて申告書をすべて計算し直して、徹底的に申告書のアラ探しをします。この担当官がもう見事に典型的な役人タイプの人で(名古屋税関本館の場合)、そして見事にそのアラを探し出すのです。

つまり、相談官も審査官も100%正しい申告書が書けないわけで、輸入申告書を正しく書けるのは収納課の担当官のみと言うことになります。そんな難しくて複雑な書類に果たして意味があるのか、かなり疑問がありますが、それが役所というシステムだから仕方がありません。

逆に輸入申告書が私が思っているほど難しくないという事なら、税関にいる相談官と審査官は、すなわち彼らは給料分働けていないと言うことになります。

もう頼むから、すべての税関にキオスク端末を装備して欲しいのであります。予算がないから装備が出来ないそうですけど、レンホーに仕分けされてしまったんでしょうかね。

通関士に通関を依頼するというのが普通かもしれませんけど、うちは利益をあまりとっていないのです。通関士に何万円も払ったら利益が飛んでしまいますので、意地でも自分で通関いたします。

現在だいたい常時300万円ぐらい機械の輸入でお金を回していますけど、理想を言えば1000万円ぐらいに手を広げれば、輸入事業も多少儲かるようになるかもしれません。誰か良い商材があったら紹介して下さいね。会社というのは預金が増えてもあまり意味がありません。お金を寝かしておくほどバカらしいことはないので、少しでも利益を稼げるところにお金を回すのが理想だと、店主は夢想しているのであります。

忙しいさなかですが、明日、明後日と通関と荷物の引き取りに行ってきます。