2010年6月10日木曜日

また刃型

試作が続くと刃型が増えるわけなのですが、また今日も2点。
結局、裏表間違えて作った底部分の刃型も、やはり微妙にサイズが違うので、作り直し。
昨日作った木型用に嵌め込むだけの為にカットする刃型もついでに製作。


当店は意地でも革包丁など使いません。理由は非常に簡単です。革包丁でカットするよりも断然効率が良いからです。カットするものにも依りますが10倍~100倍効率が違います。革包丁で革を綺麗にカットする事を覚えるよりも、同じ労力で刃型を綺麗に作ることを覚えた方が絶対確実に儲かります


最近、私も刃型作りの腕が上がってきまして、相変わらず溶接は汚いですが、刃の継ぎ目をかなりピタッと合わせられるようになりました。これはプロの刃型屋でやり方を盗み見て覚えました。


刃の継ぎ目部分の刃先が揃うと、カットしたときに抜き残りも無く、何とも気分が良いです。
刃曲げ機を買ってから1年ぐらい経ちましたが、少しは腕も上がってきているようです。


曲げ角度がきついところは、刃材にグラインダーで筋を入れて曲げて、後から溶接で補強をするという小技は、プロの刃型屋で盗み見て真似しました。