私も去年は1月から5月までの収入を確定申告しないといけませんので、伝票の整理やら、弥生会計に記帳したりと、大変な思いをしております。
毎日とか毎週こういう経理をやれば、年度末にしんどい思いをすることはありませんが、そういうマメさを持ちあわせていないので、毎年毎年この時期に大変な思いをさせられます。
記帳も一人でやると大変なのです。だいたいどこか数字を打ち間違えて、後から整合せず、打ち間違い箇所をさかのぼって探す、という馬鹿みたいなことに時間を取られますが、これが2人でやると3倍~4倍速いんです。
どうやってやるかというと、一人が読み上げ係になり、もう一人は入力係になります。
「○月×日、売り上げ、12800円」
「○月×日、支払い、9500円。△■商店。革の仕入れ」
という具合です。入力係が伝票を見ないで済み、ひたすら弥生会計の画面に集中していればよいので楽で早いです。読み上げ係は、読み上げた伝票を整理しながらやれば良いので、これも効率がよいです。
今回当店の場合、約半年分の打ち込みが二人がかりで14時間ほど。事業規模が小さいのがよくわかりますね。まあ何はともあれ、あとは申告書を作るだけで、今年も一大イベントが終わって「やれやれ」というところです。
私も今年でおそらく確定申告は最後になると思いますので、この際、思い切ったことを言ってしまいますけど、個人の白色申告でしたら、私みたいに会計ソフトを使ってきちんとやらなくても平気です。ぶっちゃけ収支内訳表なんて出さなくて、確定申告書の紙ペラ1枚出しておけばいいです。
確定申告の計算も、細かいことやらずに、12月末時点で残っている金と年間の総売上だけ把握しておいて、あとは払うつもりがある税金の額から逆に計算して、どんぶり勘定でそれなりの経費とかの額を書いておけばOK。それで税務署側が文句があるようなら、税務署が取っている統計から、かなり正確な税額を請求してきます。あとは上手いこと渡り合ってくれ。
つまり白色申告というのは、どんぶり勘定で確定申告をしたい人とか、どんぶり勘定しか出来ない人のために存在してるわけです。日本にいる個人営業者のみんながみんなきちんと計算できるわけじゃないんです。きちんとマメに計算できるんだったら、とっくに青色申告にしているんです。そっちのほうが控除が多くて得ですから。
機会があったらぜひ白色申告をしている人たちは一体どういう人たちか見てもらいたいぐらいです。どういう業種の人が多いとかここで書くと問題になるので書きませんけど、もうなんて言うのかな
「あなた方が確定申告をしに来るという、その心意気だけで、もうとても立派だと思います」
そんな感じです。
ただ売り上げだけは誤魔化さない方がいいです。消費税法の関係で売り上げを誤魔化すと深刻な事態になります。経費の方はよく聞くように「見解の違い」ですから、修正申告でなんとかしてもらいましょう。
ちなみに私はこの言動に責任は取らないです。