傷防止のシールを貼りましたので、革の採寸を行ってまいります。
まず剥がします。またこのテープか、、、。
たしかM4ぐらいからライカはグッタペルカではなくビニックスレザーに変わり、現在はビニックスレザーではなく、独自のPVCレザーを使っているようなのですが、ライカのレザーの問題は、非常に安物のテープで貼り付けてあるということです。このM10はどうなのかわかりませんけど、M4,M6は溶剤系のテープを使っていたので、レザーが縮むのです。
それで縮み防止に、ライカはビニックスレザーを(詳しい温度は忘れましたが)80℃ぐらいで10時間ぐらい焼くという完全に見当違いの処理を大真面目にやっていたのであります。これは日本カメラの編集者さんが実際にLeica社を訪れて、実際にそれを見てそういう説明を受けたということを私自身が聞きましたので、間違いないことだと思います。
ビニックスレザーに焼きを入れるという処理に果たして縮み防止の効果があるのかどうか私にはわかりませんが、その後が間違ってる。安物の溶剤系テープを使ってボディにレザーを貼り付けるので、結局縮むのです。なぜ無溶剤のテープを使わないのだろうか?私には不思議で仕方がありません。あのLeicaでも見当違いのことをやることがある、という一例でした。